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Stories of fate


ローズガーデン(R-18)

ローズガーデン (捕獲) 5

 真佐人は静かに部屋に戻り、扉を閉めた。使用人が双子の部屋を訪れることなど滅多にない。母親に内緒で掃除を頼んだときと、食事の時間が過ぎても現れないときくらいだ。基本的に、この家では自分のことは自分でやることになっている。

 人が近づいてきた気配に気付いて、優奈ははっとする。目隠しをされる前に見えたのは高校生と思われる男たち数人の姿だけだった。だから、彼女はいずれ大人に知れて助けが来るのではないかと微かに期待していた。

 真佐人は多少乱暴に優奈を袋から出し、縛っていた縄をほどき、口をふさいでいた布を取り除き、そして目隠しを外した。

 ようやく自由になった身体は、しかし、痺れてうまく動かない。ゆっくり振り返って相手を見て、優奈はその空気にぞっと身体が強張った。

 誰・・・?
 見たことのない男だった。何より彼女を凍りつかせたのは、その瞳の冷たさだった。外見は自分とそれほどトシが違わないように見えるのに、その瞳だけが高校生とは思えない深いくらい色をしていた。

 不意に証明を落とされ、部屋はほとんど闇に落ちる。思わず悲鳴をあげた優奈は、次の瞬間にはライトを当てられて目がくらんだ。

 その後、優奈は彼の部屋でその映像を数台のビデオカメラで撮影されながら陵辱されたのだ。

 不穏な事態を感じて逃げようとした途端、闇の中から伸びてきた手に捕えられ、ベッドの上に投げ出された。

「きゃあぁぁぁっ」

 あっという間に両腕を縛られ、頭の上に固定されてつながれ、制服は引き裂かれた。泣き叫んで助けを求めても、ある程度防音設備が整っているのだろう、外に声はほとんど漏れない。助けはなかった。

 全身から衣服を剥ぎ取られて男の前に肌をさらし、それだけで優奈は嫌悪と羞恥で気が遠くなりそうだった。暴れても身をよじってもがいても、腕の自由がない限り、彼女にはたいした抵抗は出来ない。

 しばらく彼は近づいて来なかった。ただ、必死に逃れようともがく彼女を観察するように見ている。暴れる度に胸が揺れ、視線を痛いくらいに感じて、優奈は羞恥に身体を丸めた。

「ふうん、まぁなかなかの身体だな。」

 呟くような低い男の声に、ぞくっと背中が泡立つ。
 男が近づく気配がした。

「いっ・・・いやあああっ」
「うるさいよ。いい加減にしないと殴るぞ。」

 ぐい、と首を片手で押さえ込まれ、優奈は息苦しさよりも恐怖で動きが止まった。

「そうだよ、どうせ女なんて感じるところは同じだ。お前、自慰もしたことないんだろ?俺が今教えてやるよ。」

 おもむろに、胸をべろりと舐められ、そのおぞましい感触に優奈は小さく声をあげた。気持ちが悪い。全身に鳥肌が立ち、無意識に声が漏れる。

「ぅ・・・ぅ、ぅ・・・っ」

 執拗に胸を這い回る舌の感触。優奈はそれから逃れようと必死に身をよじった。
 その途端、不意に、背筋を駆け抜けて電流が頭上を抜きぬける。男が彼女の乳首に歯を立てたのだ。

「うっ、あああぁぁぁっ」

 痛みに涙がにじむ。あまりの痛みに冷や汗がどうっと全身から噴きだした。ガクガクと身体が震え、優奈は目の前が真っ暗になる。心の底から恐怖を感じた。このままでは殺されるかも知れない、とそのとき優奈は思った。

 その後、優奈は痛みに対する恐怖にすっかり抵抗を諦めた。胸を両手で思い切り押し潰され、揉まれ、先端を転がされると背中に痙攣が走ることを彼女は初めて知る。噛まれた方の乳首はまだ痺れがじんじんと残っていたが、男はそれ以降そこには触れなかった。

 いつまで耐えれば良いのか。
 必死に声を殺し、何も見ないように優奈は両目をぎゅっとつぶって唇を噛み締める。
 それを見下ろして、真佐人は、くくっと喉の奥で笑った。

「いつまで、そうやってお嬢様ぶっていられるかな、優奈。」

 ぎくり、と優奈は固まった。名前を知られている・・・!
 反射的に目を開いて男を見上げた。

「・・・誰・・・?」

 答えが返ってくるとは期待などしていなかったが、思わず聞いていた。

 男は、ふん、というように視線を外し、不意に優奈は下半身に男の手の感触を感じ、びくっと身体が反応した。足の間を丁寧にまさぐり、敏感な部分を迷わず捕えた指が、そこをゆっくりと這い回る。今度こそ、恐怖と嫌悪に優奈は叫んだ。

「いやあぁぁっ、やめてっ・・・やめてぇぇっ・・・いやあぁあぁぁっ・・・許してぇ・・・っ」

 真佐人は叫ぶ優奈の口をふさいで舌を奥深くにねじこんだ。彼女は目を見開いてもだえる。逃れようと首を振る。

「んっ・・・んくぅっ・・・んん・・・っ」

 絡ませた舌から熱い液が伝い、優奈の喉の奥にたまっていく。それが男の唾液だと、彼女には分かった。気持ちが悪い、と涙が零れ、吐き出したくてもがくと、それにむせてしまう。

 やっと口を解放されたと思った途端、優奈の中に、何か細くて固いものが侵入してくる。

「やっ・・・あぁぁっ・・・いやっ」

 それは真佐人の指だった。そんな場所を赤の他人に触れられることがあろうとは、優奈は頭が真っ白になる。それなのに、いつの間に濡れていたのか、そこから何か液体が流れ落ちてきて、彼の指がぬるぬるとした感触で抜き差しされている。そのおぞましくもリアルな感覚に、優奈はただ喘ぐように悲鳴をあげ続けた。

 そして、次の瞬間、次第に充血して膨張を始め、敏感になっている前の突起を生暖かいものが包んだ。びくん、と背筋に電流が走る。その生暖かい感触は過敏なそこを包み込んだかと思うときゅううっと吸い付く。

「ひゃあああっ」

 そして、ゆっくりと押し潰すように撫でられる。或いは舌先で弾くように弄ばれる。
 その度に、息があがり、声が漏れる。もう口は開きっぱなしでただ刺激に対して声を上げ続けるだけだった。

「あ、あ・・・あぁっ・・・いやぁあっ」

 びくんびくんと身体は痙攣する。

 羞恥よりもショックが強くて、優奈の頭にはマトモな思考が巡らなくなってきた。もはや足を閉じようとすることもなく、だらしなく両足を開いたまま、まったく身体に力が入らない。そこに感じる官能に、優奈の背はのけぞり、頭の中は白くなっていく。

「こんなに濡れてきたぞ、気持ち良いんだろ?」

 指でその液体をすくい取り、真佐人はその指を優奈の目の前に持っていく。

「これがなんだか分かる?」

 優奈の目は次第に光を失い、焦点が合わなくなってくる。零れ落ちる涙に視界をにじませたまま、彼女は僅かに首を振る。

「これは男を呼ぶための液だよ。ここに男を入れて欲しいって身体が求めているんだよ。今、入れてやるから楽しみに待ってな。」

 にやりと真佐人は言う。

「・・・いや・・・いやぁぁっ」

 意味がよく分からなかったが、優奈は恐怖に身を震わせ、必死に首を振った。

 真佐人は再度、口をつけてその蜜をすする。そして、その愛液の流れ出る穴とその前の突起を舌と指とで弄び始める。時間をかけてゆっくりと深く。

 次第に、快感の波が優奈を翻弄し始め、その波に抗う術は失われていった。身体の奥が熱く疼き始め、熱がかああっと高まっていく。身体がぴくぴくと痙攣を始め、優奈はもう何がなんだか分からなくなってくる。そして、一気に閃光が頭上へ走りぬけたことを感じ、足先ががくがくと震えた。

 その余韻で身体に力が入らず、ぐったりしたまま横たわっていた優奈は、縛られていた腕が自由になったことも、いつの間にか真佐人が服を脱ぎ捨てていたことも気付かず、朦朧とした世界を漂っていた。

 最後にまだ男を知らないその身体を貫かれたとき、優奈は悲鳴をあげて暴れた。

「う、・・・ぅあああっ」

 叫んでも身体に力が入らない。男の唾液でベタベタになっていた身体に更に汗が伝う。動き始める男の身体に、動きを止めてもらおうと優奈は必死にしがみつく。自分で何を言っているのかほとんど把握出来ないまでも、とにかく懇願する。

 もう、声も枯れ、叫ぶことも出来なくなるまで、優奈は、痛みにもだえ、泣いていた。それでも、その執拗な動きに次第に吐息は熱く切なく変わっていく。そして、最後に深い絶頂に導かれ、優奈の意識は途絶えた。
 




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ジャンル:[小説・文学] テーマ:[恋愛:エロス:官能小説

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