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Stories of fate


アダムの息子たち(R-18)

アダムの息子たち (生誕の日) 92

 聖凛の腕の中で、安心して眠るようになってしまった小枝子の裸体を抱いて、彼は、すうすうと寝息を立てる彼女の首にそっと唇を押し付ける。

 シャワーを浴びてきた小枝子に、ローブを外してこっちにおいで、とそれを脱がせておいて、彼はおずおずと身体を預けてきた彼女の柔らかい身体を抱えたまま、しばらくテレビに見入ってしまっていた。その間に、小枝子は、すっかり眠ってしまったのだ。

「小枝子、君、俺の腕の中で勝手に眠るなんて、良い度胸だね。」

 脅してみても、小枝子はもう反応を示さない。本気で眠かったらしい。ここのところ、蒸し暑い夜が続いてあまり眠れていなかったようだ。今夜は、雨も降らず、そして、風が出ていて気温が少し下がっていた。

 聖凛は目を閉じると途端に幼い顔立ちになる小枝子の寝顔を見つめて、早くこの子を本当に手に入れたいと考える。邪魔が入る前に、早く。

 そのために、どうしても捕まえておかなければならない。反撃の隙を与えないように。

 ぺろりとその白い喉を舐めると、微かに小枝子は反応する。あまり目立つところにキスマークをつけたことはなかったが、今夜はさっさと眠ってしまった罰だ、と聖凛は、その喉に、首の横に、耳たぶの下に、紅い花を散らす。

「うっ・・・んうっ、ん・・・っ」

 小枝子の手が空(くう)をかき、うっすらと目を開ける。その手を捕えて、聖凛は執拗に首筋を責め続ける。

「あ・・・っ、んんっ・・・やあぁぁっ」

 小枝子は一瞬、わけが分からない、というように目を見開いてもがいた。揺れて逃れようとする背中を押さえ込み、聖凛は胸の谷間に舌を這わせていく。

「せ・・・っ?せ・・・ぃ・・・っ」
「何?」
「やっ・・・いやぁっ」
「何がいや?」

 聖凛の手は、小枝子の乳首を指の間に挟んで、ゆっくりとふくらみを押し潰している。小枝子の背中がびくりとはねる。指の間から覗く先を聖凛の舌が吸い、小枝子は声をあげた。

「ひゃっ・・・あぁっ」
「勝手に眠っちゃダメだよ、小枝子。」

 不意に押さえられていた手が自由になり、代わりにもう片方の胸がぎゅっと力を込めて掴まれる。

「きゃあぁっ」
「声が大きいよ、小枝子。窓、開いてるよ。」

 小枝子は慌てて自分の手で口をふさぐ。
 いつまで経っても慣れない、小枝子のそういう初々しい純真さに聖凛は薄く微笑む。何度抱いても、彼女は恥ずかしい格好をさせられそうになると真っ赤になって抵抗するし、娼婦のように淫乱な乱れ方をすることもない。

 恐怖に寄って支配されているから、従わざるを得ないだけだ。
 今はそれで良いのだ。

 悲鳴をあげることも、抵抗すらも諦めた小枝子の身体を、聖凛は思う存分愛撫していく。震え、痙攣し、濡れていく細い身体。彼の手で、彼の好みの女へと躾けられ、その色に染まっていくだけの。

 小枝子の中へ沈んでいきながら、彼は口をふさいでいた彼女の両手を捕え、鳴かせ続ける。

「だ・・・っ、だめぇ・・・!あっ、あぁ、あ、あ、あ、あぁあっ」

 次第に、もう何も分からなくなって、何もかもどうでも良くなって、小枝子は叫ぶしかなくなる。熱い閃光が走る。目の前が真っ白になって、抱え上げられた足が痙攣する。続いて、聖凛の熱を胎内で受け留めたことを感じ、全身から力が抜けて、ただ、熱い呼吸を繰り返した。




(※最初から読む:アダムの息子たち 1
(※50に戻る:アダムの息子たち 50


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