FC2ブログ

Stories of fate


アダムの息子たち(R-18)

アダムの息子たち (桜) 85

 その瞳を見つめていたら、不意に胸がきゅんと痛んだ。訳も分からず、切ない気持ちがこみあげてくる。
 誰かとは?もしかして、二人が共通に知る誰かなのだろうか?

 小枝子は胸がどきどきしてくる。その揺れる想いに気付いたのだろうか。聖凛は、不意に掴んでいた小枝子の腕に力を込めて、不敵に笑った。

「今、1回やらせてくれたら、教えてあげるよ。」
「・・・ええ???ど・・・どうして・・・っ」

 聖凛は、暴れる小枝子の両手を、寝巻きの腰紐で縛り、その端をベッドの飾りの取っ手に結わえた。

「いやぁ、ダメ・・・っ、もう朝ごはんの時間・・・っ」
「別にここで食べなくたって良いよ。」
「で・・・っ、でもっ、部屋を掃除する人が来ちゃうし、・・・外に、音が聞こえるよ?」
「俺は別に構わないよ。」

 聖凛は言いながら、するすると小枝子のローブの前を開いて暴れる足を押さえ込んだ。

「いやぁぁ、だめぇ・・・っ」
「あんまり暴れると、手首に痣がつくし、ホテルの備品を傷つけちゃうよ?」

 聖凛は涼しい声で言って、ぐい、と小枝子の両足を抱え上げ、その間を指と舌とで柔らかく刺激し始める。小枝子の身体は敏感に反応し、かあっと熱がこもる。

「あっ・・・、あぁっ、んぅ・・・っ」
 びくんびくんと背中がはねる。廊下を歩く人の声が微かに聞こえてきて、小枝子は昨夜のことを思い出す。
「いやぁ・・・、やめて!・・・お願い・・・っ」
「知りたくないの?」

 聖凛は、顔をあげて小枝子の瞳を覗きこんだ。それでも、指先の微妙な動きは止めない。

「・・・良いっ・・・もう、良いから、・・・お願・・・い、くうぅっ」
「ふうん、今、ここでやめちゃって、良いのかなぁ?」

 聖凛は、舌先を絡めるように小枝子の敏感な突起を包み込んで吸い付いた。

「ひゃああぁぁぁっ」

 背筋に電流が流れる。突き抜ける官能の波に、身体はびくびくと痙攣する。

「イキたいんじゃないの?」

 聖凛は、蜜を舐めとりながらそこにゆっくりと何度も舌先を差し込む。震える身体は、もう聖凛の手に堕ちている。

「やめて良い?小枝子・・・?」

 悪魔さながらの残酷なささやき。小枝子の身体はもう彼女の意思の及ばない状態に追い込まれ、ただ小刻みに痙攣を繰り返し、蜜を滴らせる。

「あ・・・あ、聖凛・・・、もう、許して・・・っ」
「何?どうしたいの?」
「い・・・入れて・・・ください・・・」

 聖凛は、良い子だね、と微笑んですぐに熱くとろける小枝子の中へ入っていく。滑らかに濡れている中にしっかりと収まり、聖凛はすぐに腰を動かし始める。大きく、激しく、強引にかき回して小枝子の最後の理性のカケラを奪う。

 もう陥落寸前だった彼女の身体はすぐに絶頂を迎え、中がきゅううっと締まる。つま先までおりてきた痙攣の波に何度も震える。それでも、聖凛は尚も彼女を鳴かせ続け、幾度目かの閃光が小枝子の意識を危うくする頃、やっと彼の熱をその中に放った。





(※最初から読む:アダムの息子たち 1
(※50に戻る:アダムの息子たち 50


関連記事
スポンサーサイト



もくじ  3kaku_s_L.png 紺碧の蒼
もくじ  3kaku_s_L.png 真紅の闇
もくじ  3kaku_s_L.png 黄泉の肖像
もくじ  3kaku_s_L.png 花籠
もくじ  3kaku_s_L.png 花籠 2
もくじ  3kaku_s_L.png 花籠 3
もくじ  3kaku_s_L.png 花籠 4
もくじ  3kaku_s_L.png 花籠 外伝集
もくじ  3kaku_s_L.png 蒼い月
もくじ  3kaku_s_L.png 永遠の刹那
もくじ  3kaku_s_L.png Sunset syndrome
もくじ  3kaku_s_L.png 陰影 2
もくじ  3kaku_s_L.png Horizon(R-18)
もくじ  3kaku_s_L.png Sacrifice(R-18)
もくじ  3kaku_s_L.png 閑話休題
もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
  ↑記事冒頭へ  
←アダムの息子たち (桜) 84    →アダムの息子たち (桜) 86
*Edit TB(0) | CO(0)
ジャンル:[小説・文学] テーマ:[ファンタジー小説

~ Comment ~















管理者にだけ表示を許可する

~ Trackback ~


  ↑記事冒頭へ  
←アダムの息子たち (桜) 84    →アダムの息子たち (桜) 86