その瞳を見つめていたら、不意に胸がきゅんと痛んだ。訳も分からず、切ない気持ちがこみあげてくる。
誰かとは?もしかして、二人が共通に知る誰かなのだろうか?
小枝子は胸がどきどきしてくる。その揺れる想いに気付いたのだろうか。聖凛は、不意に掴んでいた小枝子の腕に力を込めて、不敵に笑った。
「今、1回やらせてくれたら、教えてあげるよ。」
「・・・ええ???ど・・・どうして・・・っ」
聖凛は、暴れる小枝子の両手を、寝巻きの腰紐で縛り、その端をベッドの飾りの取っ手に結わえた。
「いやぁ、ダメ・・・っ、もう朝ごはんの時間・・・っ」
「別にここで食べなくたって良いよ。」
「で・・・っ、でもっ、部屋を掃除する人が来ちゃうし、・・・外に、音が聞こえるよ?」
「俺は別に構わないよ。」
聖凛は言いながら、するすると小枝子のローブの前を開いて暴れる足を押さえ込んだ。
「いやぁぁ、だめぇ・・・っ」
「あんまり暴れると、手首に痣がつくし、ホテルの備品を傷つけちゃうよ?」
聖凛は涼しい声で言って、ぐい、と小枝子の両足を抱え上げ、その間を指と舌とで柔らかく刺激し始める。小枝子の身体は敏感に反応し、かあっと熱がこもる。
「あっ・・・、あぁっ、んぅ・・・っ」
びくんびくんと背中がはねる。廊下を歩く人の声が微かに聞こえてきて、小枝子は昨夜のことを思い出す。
「いやぁ・・・、やめて!・・・お願い・・・っ」
「知りたくないの?」
聖凛は、顔をあげて小枝子の瞳を覗きこんだ。それでも、指先の微妙な動きは止めない。
「・・・良いっ・・・もう、良いから、・・・お願・・・い、くうぅっ」
「ふうん、今、ここでやめちゃって、良いのかなぁ?」
聖凛は、舌先を絡めるように小枝子の敏感な突起を包み込んで吸い付いた。
「ひゃああぁぁぁっ」
背筋に電流が流れる。突き抜ける官能の波に、身体はびくびくと痙攣する。
「イキたいんじゃないの?」
聖凛は、蜜を舐めとりながらそこにゆっくりと何度も舌先を差し込む。震える身体は、もう聖凛の手に堕ちている。
「やめて良い?小枝子・・・?」
悪魔さながらの残酷なささやき。小枝子の身体はもう彼女の意思の及ばない状態に追い込まれ、ただ小刻みに痙攣を繰り返し、蜜を滴らせる。
「あ・・・あ、聖凛・・・、もう、許して・・・っ」
「何?どうしたいの?」
「い・・・入れて・・・ください・・・」
聖凛は、良い子だね、と微笑んですぐに熱くとろける小枝子の中へ入っていく。滑らかに濡れている中にしっかりと収まり、聖凛はすぐに腰を動かし始める。大きく、激しく、強引にかき回して小枝子の最後の理性のカケラを奪う。
もう陥落寸前だった彼女の身体はすぐに絶頂を迎え、中がきゅううっと締まる。つま先までおりてきた痙攣の波に何度も震える。それでも、聖凛は尚も彼女を鳴かせ続け、幾度目かの閃光が小枝子の意識を危うくする頃、やっと彼の熱をその中に放った。
(※最初から読む:アダムの息子たち 1)
(※50に戻る:アダムの息子たち 50)
誰かとは?もしかして、二人が共通に知る誰かなのだろうか?
小枝子は胸がどきどきしてくる。その揺れる想いに気付いたのだろうか。聖凛は、不意に掴んでいた小枝子の腕に力を込めて、不敵に笑った。
「今、1回やらせてくれたら、教えてあげるよ。」
「・・・ええ???ど・・・どうして・・・っ」
聖凛は、暴れる小枝子の両手を、寝巻きの腰紐で縛り、その端をベッドの飾りの取っ手に結わえた。
「いやぁ、ダメ・・・っ、もう朝ごはんの時間・・・っ」
「別にここで食べなくたって良いよ。」
「で・・・っ、でもっ、部屋を掃除する人が来ちゃうし、・・・外に、音が聞こえるよ?」
「俺は別に構わないよ。」
聖凛は言いながら、するすると小枝子のローブの前を開いて暴れる足を押さえ込んだ。
「いやぁぁ、だめぇ・・・っ」
「あんまり暴れると、手首に痣がつくし、ホテルの備品を傷つけちゃうよ?」
聖凛は涼しい声で言って、ぐい、と小枝子の両足を抱え上げ、その間を指と舌とで柔らかく刺激し始める。小枝子の身体は敏感に反応し、かあっと熱がこもる。
「あっ・・・、あぁっ、んぅ・・・っ」
びくんびくんと背中がはねる。廊下を歩く人の声が微かに聞こえてきて、小枝子は昨夜のことを思い出す。
「いやぁ・・・、やめて!・・・お願い・・・っ」
「知りたくないの?」
聖凛は、顔をあげて小枝子の瞳を覗きこんだ。それでも、指先の微妙な動きは止めない。
「・・・良いっ・・・もう、良いから、・・・お願・・・い、くうぅっ」
「ふうん、今、ここでやめちゃって、良いのかなぁ?」
聖凛は、舌先を絡めるように小枝子の敏感な突起を包み込んで吸い付いた。
「ひゃああぁぁぁっ」
背筋に電流が流れる。突き抜ける官能の波に、身体はびくびくと痙攣する。
「イキたいんじゃないの?」
聖凛は、蜜を舐めとりながらそこにゆっくりと何度も舌先を差し込む。震える身体は、もう聖凛の手に堕ちている。
「やめて良い?小枝子・・・?」
悪魔さながらの残酷なささやき。小枝子の身体はもう彼女の意思の及ばない状態に追い込まれ、ただ小刻みに痙攣を繰り返し、蜜を滴らせる。
「あ・・・あ、聖凛・・・、もう、許して・・・っ」
「何?どうしたいの?」
「い・・・入れて・・・ください・・・」
聖凛は、良い子だね、と微笑んですぐに熱くとろける小枝子の中へ入っていく。滑らかに濡れている中にしっかりと収まり、聖凛はすぐに腰を動かし始める。大きく、激しく、強引にかき回して小枝子の最後の理性のカケラを奪う。
もう陥落寸前だった彼女の身体はすぐに絶頂を迎え、中がきゅううっと締まる。つま先までおりてきた痙攣の波に何度も震える。それでも、聖凛は尚も彼女を鳴かせ続け、幾度目かの閃光が小枝子の意識を危うくする頃、やっと彼の熱をその中に放った。
(※最初から読む:アダムの息子たち 1)
(※50に戻る:アダムの息子たち 50)
- 関連記事
-
- アダムの息子たち (桜) 86
- アダムの息子たち (桜) 85
- アダムの息子たち (桜) 84
スポンサーサイト
もくじ
紺碧の蒼

もくじ
真紅の闇

もくじ
黄泉の肖像

もくじ
『花籠』シリーズ・総まとめ編

もくじ
花籠

もくじ
花籠 2

もくじ
花籠 3

もくじ
花籠 4

もくじ
花籠 外伝集

もくじ
儘 (『花籠』外伝)

もくじ
ラートリ~夜の女神~

もくじ
光と闇の巣窟(R-18)

もくじ
蒼い月

もくじ
永遠の刹那

もくじ
Sunset syndrome

もくじ
陰影 1(R-18)

もくじ
陰影 2

もくじ
虚空の果ての青 第一部

もくじ
虚空の果ての青 第二部

もくじ
虚空の果ての青 第三部

もくじ
虚空の果ての青(R-18)

もくじ
アダムの息子たち(R-18)

もくじ
Horizon(R-18)

もくじ
スムリティ(R-18)

もくじ
月の軌跡(R-18)

もくじ
ローズガーデン(R-18)

もくじ
Sacrifice(R-18)

もくじ
下化衆生 (R-18)

もくじ
閑話休題

もくじ
未分類
