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Stories of fate


アダムの息子たち(R-18)

アダムの息子たち (おしおき) 27

 大分遅くまで飲んで、その夜は真夜中過ぎに解散となった。奈々子とタクシーを乗り合わせ、小枝子はほろ酔い気分で彼女の部屋の前で奈々子と別れる。そのもう一つ奥の角部屋が小枝子の部屋だった。

 鍵を差し込んでドアを開け、小枝子は大きく息をつく。
 聖凛が現れる時間は過ぎていた。

 このまま今夜が無事に過ぎてくれれば・・・。

 中に入って、しっかりと施錠をする。彼も鍵を持っているわけだから、それは無駄な行為には違いなかったが、気休めにしか過ぎなくても、そうせずにいられなかった。

 なんとなくほっとして玄関をあがり、何か飲もうと冷蔵庫の扉を開ける。

 そのときだった!
 背後に人の気配を感じて小枝子は飛び上がりそうなほど驚いた。

 そして、声をあげる間もなく、大きな手に口をふさがれ、そのまま背中から抱きすくめられたのだ。

 恐怖にすくむ小枝子の耳元でささやかれる冷たい怒りを帯びた聖凛の声。

「自分の立場を、分かってないようだね、小枝子。」

 その声には、抑えきれない苛立ちが宿っていて、小枝子はその冷気にぞうっと全身が冷えていくのが分かった。

「もう一度、躾け直さないとダメかな?」

 口をふさがれている小枝子には弁解の余地もない。

「ねえ?可愛い小枝子、俺もちょっと反省してるよ。君に自由を与えすぎたってことを。ここで一度、きついおしおきをしておこうね。」

 歌うように彼は言い、恐怖にすっかり顔色をなくした小枝子をそのままベッドまで引きずるように連れて行く。

 どさりとベッドの上にその身体を投げ出され、小枝子がはっと振り返ったときには、すでに聖凛の下に組み敷かれていた。

「・・・や・・・イヤ・・・!」
「何?」

 憎悪に燃える冷たい視線とは裏腹に、彼の声は甘く響く。

「何か言うことがあるのかな?」
「・・・許して・・・」

 くすり、と彼は目を細める。

「違うだろ?可愛い、小枝子。」
「・・・ご・・・ごめんなさい・・・っ」

 震える声で、小枝子は必死に許しを請う。

「ごめんなさい、・・・ごめんなさい。」

 聖凛は、それにはもう答えず、片手でぐい、と小枝子の喉元を押さえ、もう片方の手はするりとスカートの中に侵入し、そして、下着を引き剥がすように外していく。

「・・・っ!・・・イヤ・・・っ」

 ぞっと怯えて、小枝子は声をあげてもがく。

 小枝子の抵抗を軽く制し、聖凛の手はスカートを腹部までたくし上げ、彼の足が、小枝子の両足の間に割って入る。そして、彼の手は滑るように後ろの穴へ到達した。びくり、と小枝子の身体は嫌悪に震える。

「やあぁっ・・・やめて・・・、やめて!」

 あまりのことに、小枝子は悲鳴をあげて身体をよじる。しかし、聖凛は一瞬のためらいもなく、小枝子のきゅっと引き絞ったその穴へと、彼の指を押し入れた。
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ジャンル:[小説・文学] テーマ:[ファンタジー小説

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