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Stories of fate


アダムの息子たち(R-18)

アダムの息子たち (新月) 12

 どのくらいの時間、そうやって弄ばれたのか分からない。
 叫び続けた声が枯れそうになり、反応させられ続けた身体が麻痺してくる頃、聖凛は不意にぐいという感じで自分の熱を小枝子の身体に押し入れてきた。

 もう、すっかり濡れてどろどろに溶けていたそこは、初めて受け入れた男をすんなりと通し、奥へと誘導する。それでも、鋭い破瓜の痛みを感じ、小枝子は声をあげる。

 終始無言の聖凛は、更にそのままゆっくりと腰を動かし始める。深く深く子宮の入り口までを何度も往復し、やがて、激しくその動きを繰り返す。

 時々動きを止めて、彼は小枝子の腰に回した手を自分に思い切り引き寄せる。更に小枝子の中の彼は奥へと突き刺さり、彼女はその痛みに悲鳴をあげる。

 それが不意にふさがれて、小枝子の口が熱く溶けていく。流れ込む唾液。或いはそれは彼女自身の蜜も含まれていたのかもしれない。緩やかに腰を左右に動かしながら、聖凛は丁寧に小枝子の口の中を舐めていく。

 冷静な思考はなく、言葉ももう形を成さない。自分が今どういう状態になっているのか、小枝子にはもう分からない。

 ただ、自分の中に男の存在を感じ、深く舌を絡め合わせて波間を漂っている。ゆらゆらと。
 自分の身体がそこに存在しているのかも、もはや確認出来ない。
 溶け合った二つの肉体が一塊になって円を描いてるだけなのかもしれない。

 ふっと、口に空気を感じて、小枝子は自由になった唇からとろりと熱い液が流れ落ちたことを感じた。それは顎を濡らし、喉を濡らし、シーツに滴り落ちていく。

 もう声も枯れていた小枝子は、熱い吐息をもらすだけだ。

 違和感なく溶け合っていた下半身が次第に焼け付くように熱くなってくるのを感じ、小枝子はただ、その感覚に身を任せた。
 
 揺らされる身体。子宮に感じる痛み。熱くて熱くて焼けてしまいそうな小枝子の中。
 何度も頭の奥に痺れが走り、何度も意識が飛んだ。

 そして、何度目かの真っ白い光が頭上を突き抜けたとき、聖凛が、中で熱い液体を存分に放ったことを感じた。
 それが何を意味するのか、朦朧とした意識の中では思考は形を留めなかった。まだ小枝子の中にびくんびくんとはねる聖凛がいた。

 それをぼんやりと感じながら、そこで小枝子の意識は完全に途切れた。
 もう、空が明るみ始め、あれほど激しかった雨はそろそろ止み始めていた。



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ジャンル:[小説・文学] テーマ:[ファンタジー小説

~ Comment ~


うわあ…///

まさに一章ソレだけですね///
ですが、手を抜かずに渾身の筆力で描写しているのが分かるような気がします。
ここで手を抜いてしまうと、きっと後の章で描写にめりはりが出なくなってしまうでしょうから…。
「うわあ///うわあ///」と思いつつ、しっかり読ませて頂きました!
#510[2011/11/13 22:39]  有村司  URL 

Re: うわあ…///

有村司さん、コメントありがとうございます。
でも、これ、あんまり深い考えはないんです~(^^;
ですから、他サイトでジャンル設定が…
なんだか、こちらも赤面してしまいそうです。
わはは。
あまり気にせず、流してください(^^;

#514[2011/11/14 07:02]  fate  URL 














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