Stories of fate


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業火 ~fell fire~(Rewrite編)(R-18)

業火 futari 26

 真夜中近く、熟睡の域に達しようとしていた頃、葵の部屋にそっと基が忍び込んできた。すうすうと寝息を立てる姉をしばらく見下ろしていた基は、するりと彼女のベッドに潜り込み、その気配に驚いて、葵は目を開けた。

「も―とい? 何…どうしたの?」

 寝ぼけたまま、葵はぼんやりと彼を見つめる。

「眠れなくてね」彼の目は確かに冴えているようだった。
「…私はもう眠いんだけど」
「良いよ、眠ってて」

 基の言葉に、葵は「あ、そう」と本当に眠りに落ち込みそうになる。

「俺が勝手に抱くから」
「な、何言って―」

 それでも、睡魔は容赦なく葵に襲い掛かってくる。

「大丈夫、今日はもうしないよ。葵は眠ってて良いよ」

 基の言葉をすでに半分夢の中で聞く。基の手が器用に葵のパジャマの中に忍び込んできて、更にそれを脱がせようとしている、と感じたときには意識は半分以上なかった。夢の中で、基の指先が、舌先が、葵の身体を静かに愛撫しているのを感じ続けていた。

 やがて、身体が熱くなって、それが尋常ではない域に達して、はっと葵は目を開けた。真っ暗闇に基の息遣いだけが響き、身体の中が熱く溶けているのが分かる。

「ぅ…ぁあ、な―に」

 何も見えなくて、初めは何が起こっているのか分からなかった。しかし、両足は大きく広げられて折り曲げられ、ナカを往復する異物感があり、痙攣が腰からつま先まで、そして頭上まで突き抜けていく。

「も…っ、基っ…ちょ―、ちょっと待って。もう、しないって言っ―、ん、んんぅぅっ」

 文句を言うとそのまま口をふさがれて、その激しく熱い口づけに意識は暗転しそうになる。

「んぅ、ぅ、ぅ…」

 口をふさいだまま、基は奥へ突き刺さり、彼の熱を葵の身体の奥へと送り込んで止まった。
 さすがに、基も息があがっていた。
 基がゆっくりと口を離すと、身体の奥の熱はまだ萎えることなく燃え盛っているのが感じられたが、葵はもう身体を動かすことはおろか、文句を言う気力も残っていなかった。

 あれだけセックス漬けの一日だったのに、まだ足りなかったのか? と葵は茫然としてしまう。

「…も、もと、い…、もう、―どいてよ」なかなか葵の中から出て行かず、彼女の身体を抱きしめたままその身体の上で呼吸を整えている基の下で葵は微かにもがいた。

「イヤだよ」
「―え」
「このまま繋がっていれば、俺、眠れそうだもん」
「な―、何言って…っ、そんなのダメ! もう、どいてよ」
「イヤだ」
「い…っ、イヤじゃないよ、基のバカ! こんなの無理に決まってるっ」
「無理かどうか、試してみる?」

 基の目が怪しく揺れる。

「ダメ、絶対ダメ、お願い、やめて!」
「イヤ」
「も、もといっ」

 さすがに本気で目が覚めて、今にも泣きそうな葵の声に、基は「ふうん」と冷たい視線を送る。

「じゃ、交換条件だよ」
「な…何が」文句を言いかけて、身体を人質に取られていることを思い出す。どれだけ泣き叫ぼうと暴れようと、基は決して葵を可哀想に思って許してくれはしない、と断言出来る。スポーツマンの基に敵う体力なんてないし、力では絶対に敵わないこともよく分かっている。

「これから一週間、俺に絶対に逆らわないこと」
「…な、何よ、それ」
「つまり、俺の奴隷になれ、ってことだよ」
「い…っ」イヤよ! と叫びかけて、葵は辛うじて口を閉じる。
「い?」
「いっ…週間だけ、ね?」
「そうだよ」

 基の言葉の真意はいつも捉えどころがない。だけど、今までの言動からすれば、葵の身体を好きにしたいという意味だろう、と背筋の寒くなる思いで考える。彼女の合意があろうとなかろうと、どうせ基は初めからそのつもりなんだから、約束したところで変わりはしないのではないか、と葵は計算した。

 いずれ必要になるし、ネットでピルを購入すれば―、と。

「分かった。分かったから、早く、どいて―」
「奴隷が生意気な口をきくんじゃないよ」

 特に不機嫌な声ではなかったが、突然のその声のトーンの低さに、葵はぎくりと身体が強張った。

「これで、奴隷契約を結んだことになるからね、葵。一週間かけて、きっちり従順な奴隷に躾けてやるよ」

 それは、今まで聞いたことのないぞっとするような低い声で、冷たい目で、葵は初めて本気で恐怖を抱いた。これは、本当に私の弟なんだろうか? 本当に、母の息子で、私と血が繋がっているんだろうか?

「葵」不意に基が腕を立てて彼女を見下ろした。
「そういう怯えた顔ってね」くすりと彼は笑う。「俺の嗜虐心をこれ以上ないくらいそそるよ」
「な…に?」
「ほら」葵のナカの彼がむくむくと膨張するのが分かった。「もう一回出さないと収まらなくなってきたよ?」

 葵は訳も分からずこくこくと頷く。

「良い子だね、葵。よく分かってるじゃないか」

 ぐい、と一旦腰を押し付けてナカをかき回してから、基はゆっくりと動き始める。恐怖に固まっていても、身体はきっちり彼の愛撫に反応を示して、とろとろと蜜が浸み出している。

「良い身体だよ、葵。最高だ」

 まるで狂人のような光を宿した瞳で基は冷たく微笑む。

「ぅ、ぁ、…ぁ、ぁ」
「ちゃんと奥まで届けてやるよ」

 大きく腰を揺らし、何度も打ち付けるように奥を突く。葵がその強烈な刺激に悲鳴をあげるのもお構いなしで、基は組み敷いた獲物を貪った。ようやく基が二度目の放出を終える頃には、葵の身体はもう反応が出来なくなるくらい、疲れ果て、疲労困憊していた。

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ジャンル:[小説・文学] テーマ:[恋愛:エロス:官能小説

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