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Stories of fate


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儘 (『花籠』外伝)

儘 6

「移動しますよ、若」

 夜明け前に、松守が龍一の部屋を訪ねる。

「うん」ベッドに腰かけてぼんやりと窓の外を見ていた彼は、青い夜明けの空気をゆっくり吸い込んだ。「今度はどこへ?」
「南へ下ります」
「そうか」立ち上がって、龍一は頷く。
「椿―春樹に何か言った?」
「何も」

 そうだろうな、と龍一は松守を見つめた。

「また、会えると思う?」
「すぐにお会い出来ますよ」

 松守の返答に、むしろ龍一は面食らった。

「どうして?」

 松守はただ柔らかく微笑む。

「ねえ」と彼の瞳をしっかりと見つめたままで龍一は子どものように聞いた。
「二人で毎日何してたの?」
「はて」と松守は嘯く。
「教えてくれても良いじゃないか」
「森の奥へ分け入る後をついてきたことはありましたがね」
「…へえ」
「若も…」
「いや、俺は良いよ」
「少しはご自身で身を守る術を―」
「良いって。早く支度しよう」

 いつになく嬉しそうな表情を浮かべて、龍一は笑った。

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