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Stories of fate


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業火 ~fell fire~(Rewrite編)(R-18)

業火 motoi 13

 一緒に暮らす親が実の親かどうかなど基には分からないことで、更に本当の親がどんなものかなど彼には分からないくらい幼かったし、比べようもなかった。

 しかし、幼稚園へ通うようになると、他の園児の親と自分の親が明らかに違うことが次第に実感として分かるようになってくる。父親に関してはそれほど構って欲しいとか関心を持って欲しいとは感じなかった。しかし、母親に一度も抱きしめられたことがなく、手をつないでもらった記憶もない。そんな子どもは他にいなかった。

 それでも、基は両親と呼ぶ二人に気に入られるように必死に良い子で生きてきた。きっと、母親が優しくしてくれないのは自分が良い子じゃないからだと思い込んでいたからだ。

 基の父も、再婚相手の義母も、特に悪い人間ではなかったのかも知れない。ただ、彼らは子どもに関心がなかった。愛情もなければ家族だという意識も抱いていなかった。特にまだ若い義母にとっては、たまたま結婚した相手に子どもがいた。子どもを望まなかった彼女にとっては、基の存在は邪魔でうっとうしいだけのものだった、というだけだ。夫婦はよく二人で外食し、家を空けることが多かった。自宅に残る子どものことなど、恐らく忘れていたのだろう。

 お腹を空かせた基は、冷蔵庫や戸棚を漁って、とにかく食べられるものを探し、貪り食べた。スナック菓子や酒のつまみ、そんなもので辛うじて空腹を満たす日々だった。幼稚園で給食が食べられるから、基は最低限の栄養を補給出来ていたのだ。


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ジャンル:[小説・文学] テーマ:[恋愛:エロス:官能小説

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