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Stories of fate


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業火 ~fell fire~(Rewrite編)(R-18)

業火 団欒 12

 家族が2時間半のロードショーを楽しんでいる間、二人が何をしていたのか。上で勉強している筈の二人の邪魔をしないよう、防音のためしっかり扉を閉めていたリビングの家族には、葵の悲鳴も喘ぎ声もまったく届くことはなかった。

 横向きで上になった足を抱え上げられ、足を交差するように交わり、姿勢が変わったために以前と違う場所を抉られ、奥深くを突かれて、その痛みに、頭上へと突き抜けていく鋭い快感に何度か意識が飛んだ。気がつくと、いつの間にか正常位で基が彼女の身体に絡みついている。小さく揺らされる視界、熱い肌、熱い息遣い。一度達していることは明白だったが、基のそれはまだ膨張したままだった。

「ぅ、ぅう、ぁ、ぁぁ、ぁぁあ、ぁぁ」

 リズムを刻むように声が漏れ続け、一度去った熱が再びむくむくと湧きあがってくる。

「良い声だ、葵。もっと鳴け」
「ぁぁ、ぁぁぁ、ぁぁぁ」

 胎内に蓄積してくる熱がどんどんむず痒く疼いてくる。激しすぎて、熱くて、葵は言葉を紡ぐことも出来ない。

「も―、も…と」

 必死に首を振る。

「狂わせてやるよ、葵」
「ぅあああ、ああ、あああっ」

 おかしくなる。もう何も考えられないほど、頭の中が熱く溶けて、ただ身体全体が痙攣を繰り返す。刺激が止まないせいで絶頂に達しても達しても熱に引き戻されて炎の中に投げ込まれる。

「もっと狂えよ」細められた基の瞳には紛れもない狂気が光っている。
「ぅああ、ぁぁああ、ぁぁぁ、ぁあああっ」

 必死に理性を総動員しようとしても、かき集めた筈のカケラは熱に溶かされ、蒸発し、霧散する。

「や、ぁあああっ、うああ、あああ」

 頭の中が真っ白になって、身体の奥が熱く溶けた。流し込まれる基の熱を確かに感じ、それを恍惚感と共に味わう。今までにない深い絶頂に連れ去られ、葵は基の腕の中で何度もひくひくと痙攣を繰り返していた。

 基もうっすらと汗を浮かべ、はあはあと息があがっている。

 最後にぎゅっと奥を突き、びくん、と反応する葵の苦痛の表情を見下ろして、基はずるりと彼女の中から出て行った。そのまま葵の横にごろりと寝そべり、基はそのまま天井を睨みつける。

「平和なもんだな」

 吐き捨てるように呟いた基の言葉の意味を葵には理解出来なかった。そもそも、そのときの彼女にマトモな思考は巡ってはいなかったのだ。

 ぐったりと全身がだるく、葵は腕を動かすことすら億劫で、基がふわりと身体を起こした気配に気付いてはいても、視線を向けることすらしない。

「葵」名前を呼ばれて、彼女はゆっくりとその声の主を見上げた。
「まだ、足りない」
「―え」
「もっと徹底的に壊してやるよ、葵」

 これ以上ない極上の笑みを浮かべて、基は手の中の獲物を見下ろす。額にかかる一筋の髪の毛をさらりと撫でられて、葵の背筋は粟立った。

「な―に?」
「まだ、お前の目には正常な理性の光が強いね」くすりと基は笑う。「さすが、バカな他の女とは違う」
「え」
「ますます欲しくなったよ、葵」

 葵は言葉を失って愕然と弟を見つめる。

「まだ時間はたっぷりある。こんなのは序の口だよ」

 ふふ、と笑いながら、基は彼女の胸に子どものように顔を埋めた。どくん、と葵の心臓がはね、知らずに身体に戦慄が走る。
 基の舌が胸の谷間を這い、乳房を彼の手の平が鷲摑みするのを感じた。

「や―ぁっ」

 胸に鋭い刺激を感じて、葵の背中がびくんとはねる。基が乳首に軽く歯を立てていたのだ。

「ぃ…っ、イヤ、基…。もう、もう、やめて」

 葵の胸にむしゃぶりついている基の顔を引き剥がそうと、彼女の細い腕が必死にその頭を押している。

「許して―」
「うるさいよ、葵」

 しかし、もうほとんど力が残っていない葵の抵抗など、基はまったく意に介さない。舌全体を使って胸をなぶるように舐めまわし、次第にそれが腹の方におりてくる。ぞわぞわと背筋に悪寒が走り、葵は必死にその刺激に耐える。

「ぅ、ぅ、ぅぅ…っ」

 目を閉じて唇を噛み締め、葵はシーツを握りしめていた。不意に膝の下に手を入れて両脚を抱え上げられて、葵ははっと目を見開く。

「もと…い、も―う、イヤ。お願いっ」

 しかし、彼女が言い終わる前に、基はずい、と自身を彼女の中に沈めていた。

「ぅ―あ」
「今度はもっとゆっくりいこうか」

 柔らかく優しく、基は蕩けるような美しい笑顔を見せる。

「ほら、葵の身体も喜んでるよ」


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ジャンル:[小説・文学] テーマ:[恋愛:エロス:官能小説

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