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Stories of fate


陰影 2

陰影 第二部 (過去からの招待状) 10

 さらと別れて家路へ就いた慶一は、電車に乗り込んだ辺りから奇妙な視線を感じるようになっていた。好意も悪意もない、しかし、不愉快で不躾な視線だった。その視線の先を振り返ると、そこにはスーツを着た数人の外国人の姿があった。

 彼が視線を送ると、相手はさり気なく目をそらすので、慶一はそれ以上深追いはしなかった。

 アジア系の出稼ぎの男たちのようではなく、むしろ、身なりは良くビジネスマンのような様相だった。時折視線を感じるだけで、特に彼らは近づいても来なかったし、何か迷惑な行動を取っている訳でもない。慶一が座っている座席から離れてつり革に捕まって立っているだけだ。

 なんとなく疑問を抱いたものの、慶一は、気にしないようにしていた。

 やがて電車内は混んできて、男たちとの間に人の群れが入り込み、慶一はその存在すらすっかり忘れきっていた。そして、降りるべき駅に到着し、彼は電車を降りた。改札を通って、タクシーでも捕まえようかと顔をあげて辺りを見回したとき、突然、先ほどの男達が彼の周りを取り囲んだ。

「…な…っ、なんですか、あなた方は?」

 背の高い男数人に囲まれて、慶一はぎょっとした。数人―正確には五人。白人数人と、黒人系の男性が一人だ。

「何を―」

 答える気のないらしい男たちに尚も声を荒げようとしたとき、不意に背中に固い物を押し当てられた。ぞうっと全身から血の気が引く。

 銃?
 まるで、現実感がなかった。

 ここは、日本だよな?
 アクション映画の世界じゃないってんだ!

 頭に浮かんだのはそんな台詞だけだ。しかし、ここで逆らって暴れるのは得策ではない、と慶一は冷静に思う。自分の身だけではなく、周囲の人々に迷惑が掛かる。怪我人やまして死者が出たりしては、後悔しても仕切れなくなる。

 それに、何かが引っ掛かっていた。
 殺すつもりだったのなら、ここまで待つ必要は、彼らにはなかった筈なのだ。もっと田舎の駅で慶一を強引に連れ出し、山中に捨てた方が死体は発見されにくいだろう。それをせずに、彼らはここまでついてきた。目的は、むしろ拉致だろう。

 何のために?
 それだけが分からない。

 しかし、分からないということは、防ぎようがないということだ。今をやり過ごしても、今後、こいつらが慶一の周囲に現れないという保証はない。つまり、今後、彼と関わるすべての人…さらにも、危険が及ぶ可能性がある。それだけは何としても避けなければならない。

 今、解決出来る道を見つけておいた方が良い。

 大抵、こういう場合、黒幕は他にいる。この男たちは、慶一を連れて来るように指令を受けてきたに過ぎないだろう。

 慶一は、腹をくくった。

☆☆☆

「は? アメリカ?」

 その青い目の紳士の言葉に、慶一は呆れたような声をあげた。

「無理です」

 不快の意を露わに、彼は、自身を落ち着けるために出されたコーヒーを一口、喉に流し込む。

 これは、豆を挽いてから少し時間が経過し過ぎてはいるが、まぁまぁ、合格の範囲だな。
 舌に残った苦味と酸味のバランス、そして、喉越しの香りに、頭の片隅で、そんなことを思う。

「これは、提案ではありません、慶一さん。私は決定事項をお伝えしているだけです。出来れば穏便にことを運びたい。ご協力していただけますね?」

 口調も声色も柔らかく、微かな英語訛りの日本語を操る30代ほどのその男は、ダークグレーのビジネススーツを着込み、赤みがかった濃い金髪に淡い青色の瞳で慶一に微笑みかける。彼の向かいのソファにゆったりと腰を下ろし、一見すると、弁護士や秘書といった洗練された空気を抱いている。言ってることとその笑顔のギャップに慶一は背筋が寒くなった。

「いずれにしても、急には無理です。俺はパスポートも持ってない」
「その点なら」

 彼は周囲に不穏な空気を放ったまま立っている男たちに合図をして、何か封筒を出させた。

「ここにすべて用意してあります」

 差し出された封筒を怪訝そうに受け取って、慶一がその中身を確かめると、そこにはパスポートと航空券が入っていた。貼られてある顔写真は間違いなく彼自身のものだ。恐らく数年前のものらしい。

「…違法では?」

 慶一は眉をひそめる。

「時間がありません。そして、このままここにいたら、間違いなく貴方は命を狙われます。それは、貴方の周囲にいらっしゃる大切な方へも被害は及びます」

 どくん、と心臓がはねた。

「さらに、何を?」

 思わず声をあげた彼に、ゆったりと微笑み掛けて、その男は言った。

「SARA、―良いお名前ですね。いいえ。我々は何も。ですが、このままでは彼女の安全も保証しかねます」
「どういう意味だ」

 慶一は男を睨みつける。

「ですから、先ほど申し上げた通りです。貴方が米国入りし、然るべき場所に収まれば相手も諦めるでしょう」
「そんなに簡単なことですか?」
「それは慶一さん、貴方次第です」
「…断る」
「では、貴方の周りの人間が傷つくのをここで指をくわえて見ているつもりですか?」
「俺が、ここに留まることが答えだと、分かってもらう」

 男はうっすらと笑みを浮かべた。

「それで済む相手なら、初めから貴方を探しに来たりはしません」

 慶一は、すう、と息を吸い込んだ。

「今まで、そんな気配は一度もなかったし、俺は今まで日本で生きてきて、身の危険を感じたこともない。まして、父親が誰かなんて今更興味もない。むしろ、俺は貴方の話の方が信じられない」

 男は苦笑ともつかない歪んだ笑みを浮かべた。

「ですから、ご説明申し上げました。状況が変わったんです」
「それでも、貴方方が現れるまで、俺の周囲には何も! なかったんだ」
「それは幸いでした。我々の情報網の方が確実だったということです」

 慶一は揺るがない相手の態度に視線を落としてため息をついた。

「せめて、一度、家に帰してもらえませんか? 俺は、家も店も、今日帰るつもりで何も準備してないんです」
「申し訳ありませんが、それは出来ません。明日、午後一番の便で発たなければなりません。これでも、我々は待ったんです、貴方が、彼女に別れを告げる間を」
「別れ?」

 慶一は意図せずカッと頭に血が上った。

「俺は、彼女と別れるつもりなんてない」

 男は答えなかった。ただ、静かな笑いを浮かべた。

「…では、少しお休みになってください。明日の早朝、このホテルは発ちます。すべてはこちらで用意してあります、ご心配なく」

 男が合図すると、先ほどのいかにもボディガードといった男たちが慶一をその部屋から連れ出し、隣の部屋に案内した。日本語が話せるのは、あの弁護士風の男一人らしい。まるで誘拐劇のようだった先ほどの件を詫びながら、男が慶一に言ったのだ。

「彼らは日本語がまったく分かりません。貴方を無事にここまでお連れするのに、やり方は多少強引だったようですね」

 多少だと?
 銃を突きつけて自由を奪うやり方が?

 思わず怒鳴りそうになった慶一だったが、実質、暴力を受けた訳でもなかったので、それは口にしなかった。

 しかし、つまりは、この男たちから情報を得られるという期待も、外部に連絡を取る手段も絶たれているということだ。

 与えられた部屋は、彼が普段使うようなビジネスホテルとは格段に差がある高級な部屋だった。一晩眠るためだけに、これはやり過ぎだろう? という調度品や応接セットがでん、と置かれてあり、テレビやオーディオの設備もあったが、肝心の外線電話はなく、パソコンも置いてない。意図的に外されてあるのだろう。

 大きなため息をついて、慶一は、一人で眠るには大きすぎるベッドに腰を下ろした。



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~ Comment ~


こんちわーす^^
fateさん、先日は往復書簡お世話になりました!おかげさまで楽しかったですー!!
ここだけ(?)のお話ですが、あの手紙のヌシは「アブナイ上司小説」の上司のモデルになった人なんですよ~ウフフ。

さて、お話がぐぐっと動き始めましたね。
さらちゃんが慶一に対してはっきり想いを自覚しはじめたと思ったらこれだよ><グスン
まさか慶一は樹みたく組織の長のような立場だったということか……どうか中身は樹のようにはならないでくれ!とか失礼なことを祈りつつ、続き待ってます(笑
#2353[2012/08/30 09:14]  たつひこ  URL 

こんちわーす^^
fateさん、先日は往復書簡お世話になりました!おかげさまで楽しかったですー!!
ここだけ(?)のお話ですが、あの手紙のヌシは「アブナイ上司小説」の上司のモデルになった人なんですよ~ウフフ。

さて、お話がぐぐっと動き始めましたね。
さらちゃんが慶一に対してはっきり想いを自覚しはじめたと思ったらこれだよ><グスン
まさか慶一が樹のような立場だったということか……どうか中身は樹のようにはならないでくれ!とか失礼なことを祈りつつ、続き待ってます(笑
#2354[2012/08/30 09:19]  たつひこ  URL 

たつひこさまへ

たつひこさん、

> こんちわーす^^
> fateさん、先日は往復書簡お世話になりました!おかげさまで楽しかったですー!!

↑↑↑こちらこそ~
っていうか、実は、更にまだ返信したかったのですが、これ以上やるとコメント欄か? これ・・・
と愕然とする事態に陥りそうだったので、さすがに自重いたしました(^^;

> ここだけ(?)のお話ですが、あの手紙のヌシは「アブナイ上司小説」の上司のモデルになった人なんですよ~ウフフ。

↑↑↑ぎゃああああああっ、そ、そうだったんだ~~~
分かるっ、すごく分かるっ
まさにそんな感じだぁぁっ!!!
そう思ったら、なんか再度読み返して、またコメしたくなるわ~(^^;
まさに、あの上司の色が表れてますねぇ、ほんと、女性に対する扱いというか見る目線の歪みが見えるっ!
自分が守ってあげなきゃダメみたいな、被保護欲の裏を返した依存的欲求が!
まぁ、それも男の性(サガ)的なものであり、どこかで軌道修正及び解消されるべきものをそのまま抱えて大人になってしまった、って感じですな。
これは、母親の呪いでしょう。

> さて、お話がぐぐっと動き始めましたね。
> さらちゃんが慶一に対してはっきり想いを自覚しはじめたと思ったらこれだよ><グスン

↑↑↑はい、fateもびっくりでした(・・;

> まさか慶一が樹のような立場だったということか……どうか中身は樹のようにはならないでくれ!とか失礼なことを祈りつつ、続き待ってます(笑

↑↑↑いや、これは・・・
ああ、イカンイカン!
すぐにしゃべくりたくなってしまう(ーー;
っていうか、まだ先をあんまり進めてないので、実は言及出来んのだ~(^^;
#2356[2012/08/31 07:26]  fate  URL 


再訪ですー。
まずは、私↑同じコメント二連投していたようで、すみませんでした><

>さすがに自重いたしました(^^;
そんなぁぁぁホントですか!
もしも続きがあるのなら、fateさんの解説読みたかったです!!fateさんが”危ういモノ”や”世界”を書ける方なだけに、気になりまくりです。

>自分が守ってあげなきゃダメみたいな、被保護欲の裏を返した依存的欲求が!
>まぁ、それも男の性(サガ)的なものであり、どこかで軌道修正及び解消されるべきものをそのまま抱えて大人になってしまった、って感じですな。
>これは、母親の呪いでしょう。
やっぱり面白いfateさんの解説!
私も、子供の頃の環境が大いに影響しているのではないかという確信めいたものはあります。もちろん100%正しく(この言い方もアレですけど)育てられた子供ってなかなかいないと思うのですが。
彼の親の話もいくつか知っているのですが、母親の存在ってほとんど語られなくて、対して父親について饒舌に語っていたのが印象的でした。父親はかなり過保護くさかったです、聞いた感じだと。
その時感じたのが、心理学やなんかの分析・学会とかで定義づけられた結論(過保護に育てらえた子はどうなりやすいとか逆の場合も然り)こういうのだけで生身のヒトを見ようとすると、絶対失敗するなってことでした。参考程度にしかならないなぁと……と、コメント欄を感想以外のことで汚してしまってすみません。ここまでにしときます!

>すぐにしゃべくりたくなってしまう(ーー;
>っていうか、まだ先をあんまり進めてないので、実は言及出来んのだ~(^^;
知りたいけど、知りたくない!小説の中まで絶対聞きませんからっ><
私自身はネタバレあっても楽しめる派なのですが、せっかくリアルタイムでおっかけているんだし、というケチな性分です(笑

なんだかほとんど感想以外のことになってしまって申し訳ないです。オイタはこのへんにしておきまする!
#2363[2012/09/03 15:08]  たつひこ  URL 

たつひこさまへ

たつひこさん、

> 再訪ですー。
> まずは、私↑同じコメント二連投していたようで、すみませんでした><

↑↑↑いらっしゃいませ~
ああ、まったく同じだったら、一個削除しときました~とかって、事後報告するんだけど、ちょっと違いがあったので(?)、まぁ、良いや、とそのままにしてしまいました(^^;
あまり深い意味はありません!
やはりいただいたコメを勝手にいじるのは気が引けますし。
いつもいつも、不正コメントを救出していただいておりますし(ーー;
↑ほんとにすんません~

> そんなぁぁぁホントですか!
> もしも続きがあるのなら、fateさんの解説読みたかったです!!fateさんが”危ういモノ”や”世界”を書ける方なだけに、気になりまくりです。

↑↑↑う・・・そ、そんな大したことはきっと考えてなかったと思います。
そのとき、パッと思うことなんで、もう忘れました(^^;
‘危ういモノ’・・・いや、危ういというより、変とかアブナイとか、病んでいるって世界かなぁ(^^;
ははは~

> やっぱり面白いfateさんの解説!

↑↑↑ほえええ?
そ、そうすか?
なんか、fateとしてはごく普通のことを言葉にしているつもりなので、そういう反応をいただくと、
えへへヾ(´▽`)という気分になります~
でも、それって、見方を変えると「なんでそんなこと考えるの? オカシイんじゃね?(ーー;」 ってことだよなぁ、とようやく自覚。

> 彼の親の話もいくつか知っているのですが、母親の存在ってほとんど語られなくて、対して父親について饒舌に語っていたのが印象的でした。父親はかなり過保護くさかったです、聞いた感じだと。

↑↑↑へええ。
それはまた新たな展開っ!
「父親」かぁ。なるほど、なるほど。
でも、そう言われてみると分かる気もします。
父性と母性がごっちゃになった‘親’の存在。本来、過保護になって、干渉し過ぎるのは「母親」の役割です。母親-息子、父親-娘、という構図を逸脱した親子関係だったからこそ、彼の心は本来の「父親像」つまり、男としての自身の拠り所を求めてさまよってしまっているのかな。
幻想の中に存在する燦然と光を放つ筈の「理想の‘男’」が、まっとうな親子関係から学べなくって、歪んだまま膨れ上がり、ある部分、つまり男の役割=女性を守る、という箇所だけが誇張されて意識に固定され、それが女性に対する変な支配欲になったのだろうか・・・とかとか。

> その時感じたのが、心理学やなんかの分析・学会とかで定義づけられた結論(過保護に育てらえた子はどうなりやすいとか逆の場合も然り)こういうのだけで生身のヒトを見ようとすると、絶対失敗するなってことでした。参考程度にしかならないなぁと……と、

↑↑↑ケースバイケースってことですね。
千差万別。十人十色。いや、ちょっと違う。
心理学って固定されるからfateも嫌いです。育った環境も本人という意識世界も、強さも弱さも刺激に対する反応性も、「心」を持つ生き物には、固定化されちゃいけないのに。
ま、でも、「型」は確かにある程度有効だし、頷く部分もあるけどな。

> コメント欄を感想以外のことで汚してしまってすみません。ここまでにしときます!

↑↑↑あ、ですから、fateのコメント欄は雑記帳になってますから、どうぞお気になさらず~(^^;
そんなこと気にするようじゃ、fateは他作家さまのブログにコメント出来ん。
いつも、勝手な話題に食いついて騒いでいるのに~

> 私自身はネタバレあっても楽しめる派なのですが、せっかくリアルタイムでおっかけているんだし、というケチな性分です(笑

↑↑↑うう、せっかくリアルタイムで追っかけてくださっている方がいるのにっ!
さっさと続きを書かんか、ボケっ!☆
(しくしく。・・・頑張ります・・・)

あ、でも、ネタバレしても楽しめるって、fateとおんなじだぁ(^^)
(こっそり・・・)
#2367[2012/09/03 21:13]  fate  URL 

サイホー♪サイホー♪

こんにちは、また来てしまいました……(^^汗

>いつもいつも、不正コメントを救出していただいておりますし(ーー;
これはホントに気にしないでくださいね、FC2が無駄にブロック率高いだけなので!

>「なんでそんなこと考えるの? オカシイんじゃね?(ーー;」 ってことだよなぁ、
これはないと思います、というか、私の場合、「なにこいつヤベー」ってなったら、口が裂けても面白いなんて言いませんしっ(慣用句の使い方違う気がする。笑)

>父性と母性がごっちゃになった‘親’の存在。本来、過保護になって、干渉し過ぎるのは「母親」の役割です。(略)幻想の中に存在する燦然と光を放つ筈の「理想の‘男’」が、まっとうな親子関係から学べなくって、歪んだまま膨れ上がり、ある部分、つまり男の役割=女性を守る、という箇所だけが誇張されて意識に固定され、それが女性に対する変な支配欲になったのだろうか・・・とかとか。
わあああ、ここ、すごく興味深く読みました。fateさんは心理学とかはお嫌いとのことですが、それに近い知識というか知見がたくさんある感じがして、なんだか頼もしい……惚れてまうやろー、です^o^
その彼は、病みが半端でないというか腑に落ちないことが多かったので、分析というか解釈をしようと試みたのですが、さっぱりだったのです。fateさんのご意見がすごく参考になる。本当に。しかも、小説のネタになるくらい、いろいろ頭ぐるぐるしています。
ちなみに、また小出しすると(何度もうざくてすみませんっ)、「自分は父親の進化版だ。父親は半端なくすごい人間だけど、俺はそれよりもっとすごい」などと真顔でおっしゃっていました。なにがすごいのかがよくわからんのですが。これは父性の誇示のようなものなのかしら。
「父親と母親は出会うべくして出会って何十年たってもラブラブで、本当にいいカップルだ。自分とのんちゃん(仮名)もそうなれるはずだ」と言ってました……もう思い出して引き笑いしてしまいます(苦笑

>「心」を持つ生き物には、固定化されちゃいけないのに。
>ま、でも、「型」は確かにある程度有効だし、頷く部分もあるけどな。
そうそう、議論する上とか、話をまとめるにはすごく役立つんですけどね。それによっかかってたらいかんなぁと感じます。

>↑↑↑あ、ですから、fateのコメント欄は雑記帳になってますから、どうぞお気になさらず~(^^;
もうお言葉に甘えまくって来ちゃったので、これ以上なにも言うまい……(笑

>(しくしく。・・・頑張ります・・・)
ファイトー!!!←煽ってないですよ!?断じて。

それから、例の件で、fateさんにメールしちゃいますからねっ///
#2368[2012/09/04 16:27]  たつひこ  URL 

Re: サイホー♪サイホー♪

たつひこさん、

はいはい、いらっしゃいませ~♪
こちらも楽しんでおります~

で。
今回はちょっと容量オーバー気味の長いコメ返になりますので、覚悟してお入りください(^^;

> 「自分は父親の進化版だ。父親は半端なくすごい人間だけど、俺はそれよりもっとすごい」
> 「父親と母親は出会うべくして出会って何十年たってもラブラブで、本当にいいカップルだ。自分とのんちゃん(仮名)もそうなれるはずだ」と言ってました……もう思い出して引き笑いしてしまいます(苦笑

↑↑↑これ、しばらく反芻いたしました。
 父親を神聖視する、というか。
 男性性の奇妙な誇示、つまりそれは裏返せば女性蔑視・軽視の意味合いを含むのかな、と。
 これは、あくまで私見す。勝手に解釈してくっちゃべりますが、お気になさらずに!
 で。
 『夢開運』という本がありますが、ちょっとイキナリ、夢(無意識)のハナシに突入いたします。というのは、その彼の台詞に何か覚えがあったんだす。どっかで聞いたぞ、そういう台詞…って感じで。う~ん、う~ん、どこで誰が言ってたっけ? としばし悩みましたが結局は思い出せん(-”-
 ただ、思い浮かんだのがこの無意識界の〔元型〕でした。
 型があると…とか言及した時点で、実は、ふとこの〔元型〕が心に浮かんでおりやした。〔元型〕とは?
 ユングが提唱した無意識界のプロセス・イメージのようなものです。
 ヒトは、外向きの自分、つまり社会活動に参加するための“対外的な顔”〔ペルソナ〕という仮面をかぶり、内面により本質的なもうひとつの「内的性格」がある、という。それを男性では〔アニマ〕女性では〔アニムス〕と表現されるらしい。
 で、アニマとは男性の内に潜む女性性であり、アニムスは女性の中の男性性。
 ヒトは成長過程にそれらを(無意識から)意識に取り込んで、男性なら女性独特の粘り強さ、耐久力、包容力、柔軟性などを得ることが出来、直観力を高めることが出来る。女性なら、「アニムスが自覚され、自分の内部の男性性が肯定的に働きだすと、その女性は、‘積極的・精力的・勇敢で、行動力のある女性’に生まれ変わっていく」ということだ。
 つまり、理性ある大人になるために、異性性を自覚し、意識に取り込む必要がある、ということらしい。
 で。
 取り込んだ場合は良いよ? それを抑圧し続けるとどうなるか。
 はい、それが、その彼の姿かな、という気がしました。
 具体的に言うと、「まず、自分の男性的性格が異常に強調される。ものの見方が硬直化し、理屈っぽく、不毛で柔軟性に乏しいスジ論を強調したり、直情傾向的に行動し、多少とも攻撃的になる。女性的なもの一切がわずらわしく、くだらないもののように思える。女性に対する共感が持てず、その価値に対して目が開かれない…。
(中略)
 そうでなければ、アニマをおさえようとして女性を単なる肉欲の対象とみなしたり、軽蔑したり、次から次へと乗りかえる。あるいは禁欲的になり、あるいは粗暴になる。男らしさを異常に追求するタイプも出てくる。もっとも問題になるケースはでは、母子の近親相姦がある…。」
 まぁ、むしろ、小説のネタとして読み流していただいても良いっす~(^^;
 それで、やはり、fateとしては、そうなる前提として、親の存在が気になる訳です。それについてもこの本では触れられておりまして、アニマが、夢に出てくる形として、女主人や反対に奴隷の姿を取っていた場合、
「このアニマ像の歪みは、おそらく歪んだ母親像が反映されている。家庭の中で、母親は‘女主人’のようだったか、‘女奴隷’のようだったかの、いずれかなのだ。(中略)
 父母の夫婦関係を、自分もまた無意識に継承するというケースは、もっともありふれたパターンだ。そういう形で無意識に支配される人は、人生の他の局面でも、同じように無意識に支配される。そこで、知らず知らずのうちに自分の人生ではなく、父や母の人生を歩んでしまう。」
 ヒトって複雑な生き物ですから、いろんな要素が絡み合っているだろうし、すべてが〔型〕には当てはまらないとは思いますが、なかなか滅多にお目にかかれない人間をネタにいただいたので、久々にこちらもいろいろ考えられて楽しかったっす(^^)

 しかし、事実は小説より・・・
 あの上司より、ある意味コワイっすねぇ・・・

#2369[2012/09/04 20:59]  fate  URL 

さいさいほう

まず、本当にありがとうございます!
一言一句を興味深く読みました。
フロイトは少しわかるのですが、ユングは名前くらいしか知らなかったので、たいへん参考になりました。fateさん、勉強家なのですね!!
昨日の今日なので書籍の類は見ていないのですが、ネットを徘徊していろいろ漁って情報仕入れてきました。
なんだか、謎だらけだったイロイロにひとすじの光が見えてきた気がします!ほんとに!!
私にとってあの絵本の威力はそうでもないんですけど、その方との出会いはある部分でトラウマになってるところもあり(この言葉好きじゃないんです、被害者意識全開な感じがして……でも他にいい言葉が見つからなかったのでこれで。)
でも謎な部分、自分にとって噛み砕けなかった不可解さがfateさんのおかげで少しずつかたちをもって答えになっている気がしてうれしいです。本当に。
そんなわけで、こちらも限界ギリギリで返信させていただきます^^

>男性性の奇妙な誇示、つまりそれは裏返せば女性蔑視・軽視の意味合いを含むのかな、と。
> 具体的に言うと、「まず、自分の男性的性格が異常に強調される。ものの見方が硬直化し、理屈っぽく、不毛で柔軟性に乏しいスジ論を強調したり、直情傾向的に行動し、多少とも攻撃的になる(略
詳しく書いてくださってありがとうございます!
アニマもろもろの言葉からネットを漁って噛み砕いて、8割方理解できたかなと思っています。
そのうえで、彼は、ほんっとにfateさんの解釈に近いところがあるような気がします。
彼からは彼自身のことを延々と語られたことがあるのですが(絵本のような形式だったり、手紙だったり、言葉だったり)、今までの人生において他人からこのような形と質でもってその人自身のことを語られたことがなく、当時とても戸惑いました。同時に、中身がラブレターの類にしてはあまりに異様ですごく記憶に残りました。例の絵本と同時にその時の手紙が2つほど残っていて、fateさんが考えられたことを裏付けできる情報が冗談ではなくピンポイントで散らばっていたことに感動したんです。
書かれていた事実ベースのエピソードをあげてみます。

・幼いころの話
 男の子として、男らしくいようと必死だった。とくに小学校にあがるときや転校したときは不安で仕方なかった、なぜなら自分は繊細だから。同時に、しっかりしなくちゃという思いがあって、しっかりしようと強気でいっていて、今の自分が出来上がった。性格的には、元気いっぱいというより、おとなしいところもあった。ただ明るいときはほんとに明るい子だった。正確に言うと家族の前ではとても明るい子だった。以下、小さい頃の家族旅行の思い出語りなど。
 小さい頃絵を書くことや自分を表現することは好きだったが、コンクールなど枠にはめられることがとても嫌だった。自分の自由にやれないことがストレスで、でも個性を押し殺してコンクール向けの絵を描くとけっこうなものができて、表彰されもした。でもこんなの自分じゃない、と憤っていた。
 勉強なんか好きじゃなかったから、学校では退学になるくらい成績が悪かったけど、やればできたから○○の試験では全国10位に入ったりした。

・恋愛観の話
恋愛に関しては、それで本が書けるくらいのものを持っている。
女の子から告白されるのは嫌いだった。自分からいかなければだめで、相手の子から気のあるそぶりを見せられると、それだけで相手に冷めたりした。ナンパもやった、それは自分がやると成功率が高くて周りの皆が喜ぶから。
付き合っている女の子とうまく別れるコツは、その子の恋愛の先生になることで、これだけで後腐れなく終われる。
かつては女の子は顔が7割、声が2割、残りが顔というのが自分の好みだったけれど、それがのんちゃんと会ったことで変わった。自分の変化がどこで生まれたのか分からずに戸惑ったが、ようやく答えがでた。それは自分の娘の存在だった。のんちゃんは、自分の娘に似ている。純粋で、守るべきものだ。

・人を変えた話
大学を卒業して入った大企業では、上役が自分のよさを理解してくれていたから、若くして自分の裁量で仕事を決め、人を動かして好きに仕事をつくって毎日を過ごしていた。
一度だけ、どうしても人として許せない上司がいた。原因は、職場の女性を、女性という理由で馬鹿にしたからだ。女性は個人客の営業に向いていると言われるが、それは彼女たちが「女性らしい感性でよく気が付くから」だと言われている。でも、よく気が付く分、辛いこともあることを自分は知っていた。そういう女性を守らなければならないのに、上司はひどいことを言ったのが許せなかった。その上司を、みんなの目の前で怒鳴り別室に連れて行って、「ここが間違っている、正せ」と延々説教した。その人は後から改心してくれて、今ではいいマネージャーになった。あの頃は若かった。

ほぼ彼の手で書かれているものを要約したので、私の曲解や解釈が介入しているところはないと思います。
>それで、やはり、fateとしては、そうなる前提として、親の存在が気になる訳です。
>「このアニマ像の歪み(略
このあたり、読めば読むほど感じられてなんだか怖く、そして楽しくなりました。
上記のとおり彼はとても饒舌で、自分や自分のまわりのことをとにかく話したがります。
でも、母親の話は確かにほとんどなかった。これだけ彼の情報があるのに、”父親とラブラブで、手芸とかそういうものを手作りするのがすき”ということしか私の記憶にもありません。
私は、彼はすごく客観性に欠ける人間だと思っているので、彼自身が事実として語ったエピソードのどこまでが”事実”にカテゴライズできるかがいまいち分からないのですが、fateさんの言葉から、彼の精神構造ヒストリーの解明が進んだ感じがして、めちゃくちゃ楽しかったです。

>しかし、事実は小説より・・・
>あの上司より、ある意味コワイっすねぇ・・・
素人モノカキの立場から見ても、私はまだ自分が実際に接した人の中で、彼以上に面白い人材を見つけられておりません(^^汗
小説のあの上司、は、彼やその他のひとをモチーフにはしたけれど、実在人物とは濃さがまったく違うんですよーー。
私はフィクション書きでいたいので、そのまま取り込むのは絶対に嫌で(嘘っぽくなっちゃうし、必然的にヒロイン=自分ってのに抵抗あった)、あんな感じになりました。
上に書いたのもほんの一部分ですしね……(笑)。”笑”って書いてるけどあんまり笑えないっ^o^

もう、引くくらい長くなってすみませんでした!
#2372[2012/09/05 14:57]  たつひこ  URL 

Re: さいさいほう

たつひこさん、

早速、反応ありがとうございますっ!
実は、fateもあれからまだちょっと考えてまして、ううむ、他の考えうる可能性は?
とかとか、ちょっと思ってたので~。
少しでも人物像を分析出来ていたら、おお! と自己満足(^^;

> フロイトは少しわかるのですが、ユングは名前くらいしか知らなかったので、たいへん参考になりました。fateさん、勉強家なのですね!!

↑↑↑いや、そういう訳ではないっすよ。
これは、他人(?)の知識の横流しだし(??)、つまりは興味のないことにはとことん興味がないので、常識と呼ばれるものが実はあんまりなかったりと、頭の中が極端に偏っております~(^^;

> 昨日の今日なので書籍の類は見ていないのですが、ネットを徘徊していろいろ漁って情報仕入れてきました。
> なんだか、謎だらけだったイロイロにひとすじの光が見えてきた気がします!ほんとに!!

↑↑↑少しでも、‘ひかり’が差してきたら、本当に良かった~~
なんか、こういうモヤモヤって抱えているのがイヤですからねぇ。

トラウマ。
いや、分かる気がします。

>今までの人生において他人からこのような形と質でもってその人自身のことを語られたことがなく、当時とても戸惑いました。

↑↑↑あの小説のヒロインのように、相手の闇(病み)に取り込まれて堕ちてしまうことなく、当時ののんちゃんは、本当に変な緊張感の中、よく頑張ったと心から思います。
大変でしたね。
支えてくれた人(ご友人?)がいらしたんだろうけど、相手の威力がすさまじいときは、あのヒロインのように惑わされて洗脳に近い感覚に陥ってしまいがちなものだから。
fateの世界にも、相手の狂気に取り込まれてしまった女の子が一人おります。
かなりヤバイ兄妹の近親相姦ものですが~
(『業火』ってやつです(^^;)
大概の読者さまは、けっこう好意的なコメくださいましたが、あれは今思うと単にヤバイ話です(・・;

彼の人生観とか生い立ちや思い出話。
非常に興味深いっすね。
人を変えた話。
これは特にぞっとしました。
そんなことある訳ないんです。どこまでが事実か? と感じられたように、それは妄想だと思います。彼の勝手な思い込みで、恐らく記憶を勝手に塗り替えてすらおります。ですから、彼は嘘をついてはいないし、それを信じているから、饒舌に語る訳です。そういう例って本当にあるらしいですから(^^;
正直、そこまで病んでいる人が現実社会にいるんだ! と感動すらおぼえました。
いや、それに対峙していた‘のんちゃん’の恐怖も本気で鳥肌です。
恐ろしい偏りと思い込みとまるで取り憑かれたような何かを明確に感じますねぇ。
これ、男性がアニマを抑圧すると・・・って例ですが、女性がアニムスを・・・って方の人物もけっこうすさまじくて、fateは直接知らないのですが、まさにそういう女性を知っている、という方がいらして、聞いてみるとそのもの! というこちらもある意味コワイ人間が実在していたようです(^^;
fateの知らない世界って本当にあるんだなぁ、としみじみいたします。
で、あの本『夢開運』不二龍彦 著 の内容って本当だったんだぁ! と今更妙な感慨です。

ちなみに、ネタとしてそのアニムスに取り憑かれた(?)人物像についてちょっと記述させていただきます。

「その典型例は、ヒステリーとして知られている。といっても、さまざまな肉体疾患・症状を伴う‘古典的’ヒステリー症ではなく、日常よく見られる感情の爆発としてのヒステリーだ。
 感情をコントロールし、秩序だった理性的行動を可能にする能力は、女性の場合アニムスともに発達する。ところがアニムスが抑圧されると、こうした能力は未熟なまま成長が止められる。そこで日常レベルの判断や対応を超える問題に直面すると、彼女は激しく混乱し、感情で処理しようとする。そして、それでも間に合わなくなると爆発する。
(中略)
 まったく別のケースもある。アニムスを精神的な指導者に投影し、その幻影に幻滅するのではなく逆にとり憑かれるケースだ。
 この場合、彼女は理屈っぽくなる。独善的で、自分のいってることは絶対に正しいと自らも信じ込み、周囲にもそう思い込ませようとする。反対者は許さない。彼女には絶対に信頼をおいている男性の指導者がついている。彼のいいうことなら、彼女は無条件に信じ込む。その男性指導者は、たとえば本の著者であったり、社会運動家であったり、宗教家だったり、芸術家だったりする。夫であることは、めったにない。」

> 私はフィクション書きでいたいので、

↑↑↑それこそが、健全な証拠だなぁ、と思います。
ネタをもらったのだと思って、越えていってください、マジで。

> もう、引くくらい長くなってすみませんでした!

↑↑↑あ。・・・こちらこそ~(^^;
#2377[2012/09/06 07:41]  fate  URL 

SAIHOU

fateさんこんにちはー、反応遅くなってしまいました。
またもや丁寧な返信、感謝であります!

>これは、他人(?)の知識の横流しだし(??)、つまりは興味のないことにはとことん興味がないので、
ああ……このお言葉に、自分と近いものを感じてしまった(笑

>あの小説のヒロインのように、相手の闇(病み)に取り込まれて堕ちてしまうことなく、当時ののんちゃんは、本当に変な緊張感の中、よく頑張ったと心から思います。(略
なんだかうれしいお言葉をありがとうございます!頑張ったというかなんというか、逃げたようなものなんですけどね……いまだに悔しい思い出として残っております@_@ちなみに話は平行線のまま、1ミリも分かりあえずに幕を閉じました。
あの小説は、上司をやっつけるバージョンのエンディングもあるんですよ(笑 ひっそりブログに収納してます。
fateさんのおっしゃる通り、ヒロインはひとりじゃ彼との問題を解決できないだろうという作者の見解のもと、”支える人”を追加したんですっ^^

>fateの世界にも、相手の狂気に取り込まれてしまった女の子が一人おります。(略)大概の読者さまは、けっこう好意的なコメくださいましたが、あれは今思うと単にヤバイ話です(・・;
これ、私わりとfateさんとお知り合いになって初期の頃に読みましたね~コメ欄見てみると、去年の11月!「どひゃ~これ読んじゃったんですね!」ってfateさんから返信されていて、ちょっと笑いました(^^好意的に読んだ人間のひとりなもので(笑

>そんなことある訳ないんです。(略)そういう例って本当にあるらしいですから(^^;
これ聞いたときちょっと怖かったんですよね……妄言?みたいな。
実際の彼は、学業的には優秀で仕事の処理能力も高い部分もあったので、もしかしたらそういうことがあったのかもしれないんですけど、私の目には”5の成功と5の失敗があったとすると、5の失敗だけをなかったことにして、”自分はこれだけのことに成功してきた、なんでもできる”とか言っちゃう人なんだろうなと感じていたのを思い出しました。
しかし、”人間を変える”ことだけは絶対にできないと私は信じています。

>いや、それに対峙していた‘のんちゃん’の恐怖も本気で鳥肌です。
>恐ろしい偏りと思い込みとまるで取り憑かれたような何かを明確に感じますねぇ。
うーん、なんなんでしょうねホント。でも最初の頃「お前は人間のクズだ」って言われたことあるんですよ、ホントに。なんの反動だったのか。

>これ、男性がアニマを抑圧すると・・・って例ですが、女性がアニムスを・・・って方の人物もけっこうすさまじくて、
>「その典型例は、ヒステリーとして知られている。(略)夫であることは、めったにない。」
ひぃぃ、こっちも怖い。女性は実社会では本音をベールに包んでいる方が多いので、なんかこう……直線的な怖さを感じます。
というか私は同性だけに、自分もちょっとこういうところあるかも、とか感じてよけい恐怖です。
豆知識ありがとうございます、なんか人間コワイ話書きたくなってきました!

>↑↑↑あ。・・・こちらこそ~(^^;
私はとても楽しかったので、これからもやらかすかもしれませんが、笑ってお付き合いいただけると嬉しいなぁ、なんて!
#2382[2012/09/07 14:01]  たつひこ  URL 

Re: SAIHOU

たつひこさん、

↑「再訪」のいろいろバージョンに笑いました~

>頑張ったというかなんというか、逃げたようなものなんですけどね……

↑↑↑いえ、一番、正しい選択だったと思います。
ダメだこりゃ、って事態に、陥ったとき。ただひたすら立ち向かったり戦ったりするのは無駄なばかりか、どんどん自身を追い込むだけのことがあります。
イジメ、もそうです。
正々堂々と・・・なんて必要ありません。逃げるべきなんです。
もっと言えば、そんなバカに関わってはいけません。一緒にいるだけで、傍にいるだけで、レベルを引きずり落とされます。
逃げる=関わらない、だとfateは思います。
そこにいて傷つくだけなら、いる必要はないんですよ。鎖につながれている訳じゃない、閉じ込められている訳でも、紛争があって外を歩けない訳じゃない。
日本人は、好きな場所に移動して、好きな場所で生活出来るんです。
イジメに遭っている子にも、その親にも言いたい。
何が本当に一番大事?
子どもの命でしょう?
転校したって良い。学校なんか行かなくたって今はいろんな道が用意されているし、その方が、将来的に深みのある人間に育つかも知れない。物理的に、どこかへ逃げるべき。
世間体よりも、お金よりも、子どもの命を救ってやれよ。
魂レベルの低いやつと関わり続ける必要なんてないんだから。
(↑それはイジメている本人はもとより、情けない学校現場にも、教育委員会とか政府レベルのバカにも言えますな)
イジメも、イジメる方の親に元凶があるとfateは思う。
親に対する怒りや家の中で居場所がないことに対する不安が、他人に対する攻撃となって表れる。そうやって、むしろ、彼ら自身が今そこに生きている事実を認識しようとしている。そうやって他人を痛めつけるという行為でしか人と関われない。
そんな子どもに誰がした?
つまり、その子たちも被害者です。
だけど、その親たちも、高度成長期で親に構われずに育ってしまった世代で、負の連鎖は続いていく。
その病の枝葉は形を変え、犯罪という名にすり替えられ、今後もいろんな形となって社会の病巣となるんだろうな。
そういう社会の闇(病み)に個人では決して立ち向かえる筈がない、と思う。
だから、逃げるべきなんです。それが一番正しい。立ち向かうなら、学校単位、地域単位という規模でないと難しいと思うから。

ありゃ、横道にそれまくりました(^^;
すみません!
最近のいろいろ報道とかに、そんなコトを思ってたんですな。
まぁ、世間のオトナたちも頑張ってはいるんだろうけどねぇ。多少の努力は認めるけど、枝葉を叩くだけじゃ、闇(病み)は治まらないんだよ、フフフ。

>ちなみに話は平行線のまま、1ミリも分かりあえずに幕を閉じました。

↑↑↑そうだろうと思います。
他人の声を聞く人じゃないっぽいですもんねぇ。

> あの小説は、上司をやっつけるバージョンのエンディングもあるんですよ(笑 ひっそりブログに収納してます。

↑↑↑おおお、それは爽快っ!!
やはり闇(病み)は撃退されないとな!

> これ、私わりとfateさんとお知り合いになって初期の頃に読みましたね~コメ欄見てみると、去年の11月!「どひゃ~これ読んじゃったんですね!」ってfateさんから返信されていて、ちょっと笑いました(^^好意的に読んだ人間のひとりなもので(笑

↑↑↑ひょえええっ、そ、そういえば、そうでしたっけ~(^^;
なんか、本文に行ってみるのもなんか気が引けるほど、一番ヤバイ頃に描いたモンだったんで、fateはもう自身で見てないっす~
(いつか加筆しようと思いつつ・・・)

> しかし、”人間を変える”ことだけは絶対にできないと私は信じています。

↑↑↑はい、その通り。
他人(ヒト)は変えられない。だけど、自分は変えられる。
ヒトって、関わるヒトに寄ってレベルもころころ変わりますから、自分が一段高い位置に登れれば、周囲の人にも良い影響を与え、それについて来られない程度の人は、去っていくらしいです。
これが、‘復讐’否定のもう一つの理由です。
自らを、憎む相手と同じレベルに落とし込んではいけません。
傍にいてくれる友人や大切な人にも迷惑を掛けてしまいますから。

> 豆知識ありがとうございます、なんか人間コワイ話書きたくなってきました!

↑↑↑フフフ。
たつひこさんの描くコワイ話、楽しみだ~~~♪

> 私はとても楽しかったので、これからもやらかすかもしれませんが、笑ってお付き合いいただけると嬉しいなぁ、なんて!

↑↑↑はいっ!
また、ネタをお待ちしておりますね~♪
こちらこそ、丁寧にお付き合いくださいまして、ありがとうございました~~~
#2384[2012/09/08 08:12]  fate  URL 














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