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Stories of fate


スムリティ(R-18)

スムリティ (帰宅) 34

「そういえば、劉瀞って、いつ私のことを知ったんですか?」
「初めから知ってたよ。」
「…それはそうかも知れないですけど。そうじゃなくて…」

 そう、14歳で私は言い渡されたのだ。お前は、総帥のものだと。
 それって、誰の意思? いや、別に今さら良いんだけどさ。

「本気でお前が欲しいと思ったのは5~6年前だったかな。暴れている牛をなだめている姿に惚れた。」
「はあ???」
「お前は相手を目で射る。その瞳の光に、何か大きなものを感じたんだ。絶対にこれをやり遂げる、という意思の力。それを抱いている女神。女性はとかく月に例えられるけど、お前は太陽そのものだったよ。荒々しくて朴訥として、これ以上ない澄んだ光を放っていた。そして、その魂は永遠に曇らないだろうと思えたんだ。その清い光はすべてを癒して導いてくれる。…俺の横に立つからには、そういう光がどうしても必要だからね。」

 最近、劉瀞はやたらと長く話してくれるようになった。
 私が話し相手として認められたってことだろうか。

 しかし、今、目の前に繰り広げられる話は、なんだか、自分のことを言われている気がしなくて、私は茫然としてしまった。

「…それ、勘違いじゃないですか?」
「勘違いとはなんだ!」

 何故か劉瀞はムッとする。

「ええと…それって、誰の話ですか?」
「お前が聞いたんだろ?」

 放牧されていた家畜を集めるときなど、確かに私もたまに手伝うことはあった。追い立てられて気が荒くなった牛を、確かに大人しくさせて連れてきたことはあった…気がする。だって、そうしないと夕飯が食べられなかったし。でも、そんなの、誰でも普通にやってたんじゃないだろうか? だって、そっちのプロだっているんだから。

「まぁ…一番、なだめて欲しいのは俺自身かもな。」

 不意に苦笑、ともつかない笑顔を作って劉瀞は私の髪をくしゃくしゃと撫でた。

「あ、それなら分かります。」

 私が笑うと、劉瀞は、本当にふわりと柔らかい笑顔になった。
 それは、父親が娘を見ているような慈愛の表情だ。

「よろしく頼むよ。」




 劉瀞も、翔慧先生も、庄司もそして弥生も日々戦っている。そして、私も、だ。
 そこがどこであっても、大切なものを守るために。
 劉瀞が戦い続けるなら、私はどこまでも彼について支えていきたい。
 彼がくつろげるなら、束の間、その空間を守りたい。
 女は、守られているだけじゃない。守ってくれる相手を、その休息の場を守っているのだ。



 
 そして、世界を守るために、私は子ども達を育てる。

 世界が君を愛して受け入れてくれるんだよ、ってことをしっかりと感じさせてあげられれば勝ちだ。‘愛’されることを知った子ども達が作る世界を、私は夢見る。

 誰も、もう私や弥生のように、悲しい人生のスタートを切らずに済む世界が来るように。
 
 

 



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ジャンル:[小説・文学] テーマ:[現代小説

~ Comment ~


あああー、そうか。
了という文字に、少し驚き、そのあと、このスムリティという物語の意味をぶわっと感じました。

慈愛ですね。
始まりは、もっと仄暗いイメージがあったのに、劉瀞や美咲や、施設の人々の根底にあるのは慈愛。
弥生などはまだ、そこまで到達しておらず、ただひたむきに生きることに一生懸命であり、劉瀞たちはそれを見つめ、干渉しながら守って行ってるんだなあと感じます。
その干渉具合がとても難しいんだろうけど、彼らもまた、愛の意味を模索し続けているんでしょうね。

保育園でのシーンも、印象的でした。
愛されて育つ子供らを見て、施設の子との違いに少し胸が痛むの、すごく伝わります。
そして逆に普通の子供たちにも、陰惨な魔の手が伸びてしまっている悲しさ。
ここでは、fateさんの「幸せに育ってほしい」という願いが感じられ、救われる気持ちでした。

しかし、劉瀞ったら・・・・。
お姉さんと同じ気持ちですょ、まったく^^;
ちょっとは我慢しなさい。いけない子ねえ~。
でもまあ、そんなところが人間らしくて、可愛いんですけど。
35歳だって、女から見たらまだまだ子供、なんですよね^^
今回もとても楽しませていただきました。感謝です!

よし、このあとは『花籠』に行きます。
子の世界とリンクしてるのでしょうか。
とても楽しみです♪
#885[2011/12/11 15:01]  lime  URL  [Edit]

limeさまへ

limeさん、

読んでいただきありがとうございました~!!

> 了という文字に、少し驚き、そのあと、このスムリティという物語の意味をぶわっと感じました。
> 慈愛ですね。

↑↑↑うおおおっ! そんな風に受け取ってくださるlimeさんに感嘆です!

> 始まりは、もっと仄暗いイメージがあったのに、劉瀞や美咲や、施設の人々の根底にあるのは慈愛。

↑↑↑そうなんですよ~、奥さん!(誰(--;)
始まりは何にも考えてなくて、単なる変態モードで始まるので、大抵物語が進んで展開が開け、人物が動き出すと世界に動きが出てくるのです。
fateはあるたった一つのシーンや台詞を描きたくて冒頭を描き始め、人物に息吹を与えるまでが仕事(?)
その後の展開のすべては人物に任せるのでもちろんプロットなんてありません。
どこに辿り着くのかすら分かりません。
そうしてこれも進みました。
ただ、いつもテーマのような旋律のようなぼんやりとしたモノだけが流れていて、そこから外れないように手綱を操る。
だから、ちょっくらいつも冒頭とラストに違和感が残るんです。
それを加筆して修正すりゃ良いのにね~(-"-*

> 35歳だって、女から見たらまだまだ子供、なんですよね^^

↑↑↑そうかも~
男って永遠に少年でいる生き物だけど、女は子どもを生み育て…っていう本能があるから、守ること、支えることを無意識に模索して行う。
だから、母性のある女性に劉瀞は憩いや安らぎを求めるのでしょう!

『花籠』も『スムリティ』も今はまったく独立した物語ですが、いずれ、進むにつれて双方の人物が入り乱れてきます。(たぶん…)
まぁ、ここでfateがどう考えていても、こいつらはけっこうな確率で言うことをきかないので、変わる可能性も大! ですが(--;





#891[2011/12/12 08:16]  fate  URL 

しまったぁぁぁぁぁ(ToT)
どどど、どういうふうに感想を書いていいのか、なんかもういろんな感情がどっと溢れてきちゃってうまく言葉にできない・・・。
一話ずつゆっくりと感想を書けばよかったぁ・・・。

なんかもう、たまらない気持ちになってしまって、うるうるしてます。

先日の、私のコメントにいただいたお返事と合わせて、fateさんがどれだけ「育てられなかった子供たち」のことを思い、何かできないかと悩んできたのかが、お話の終盤で怒涛の勢いで伝わって来ました。

あぁもう、もっと細かく、感銘を受けた言葉や文章がたくさんあってそのことを書きたいんだけど、今は冷静に書けそうにないので・・・ボキャブラリーの貧困さも手伝ってしまって・・・申し訳ないです。

とにかく、何というか、こんなお話に出会わせていただいてありがとうございます、という気持ちです。
子供を持つ親としても、もちっと真面目に生きなくては・・・と思った次第ですm(_ _)m
#898[2011/12/13 00:24]  秋沙   URL  [Edit]

秋沙っさまへ

秋沙さん、

> しまったぁぁぁぁぁ(ToT)
> どどど、どういうふうに感想を書いていいのか、なんかもういろんな感情がどっと溢れてきちゃってうまく言葉にできない・・・。
> 一話ずつゆっくりと感想を書けばよかったぁ・・・。

↑↑↑いやいやいや(^^;
なんか、そんな風に感じていただけただけでfateは感動だよ~ん!
これもいろいろ込めて描いた世界だったけど、他サイトではジャンルが『官能』だったので、あまりご感想いただけず、ううむ、何が悪いのかどこが悪いのか誰か教えてくれよ…と、ぽつねんとした気分でしたので。

> 先日の、私のコメントにいただいたお返事と合わせて、fateさんがどれだけ「育てられなかった子供たち」のことを思い、何かできないかと悩んできたのかが、お話の終盤で怒涛の勢いで伝わって来ました。

↑↑↑ありがとうございます(T-T)
結局、出来ることを尽くすしかない、ことは今になってようやく分かりましたので、今は比較的楽です。小中高生の頃が一番キツかったかも。大人になるって、やはりずるくなることかもな~

> あぁもう、もっと細かく、感銘を受けた言葉や文章がたくさんあってそのことを書きたいんだけど、今は冷静に書けそうにないので・・・ボキャブラリーの貧困さも手伝ってしまって・・・申し訳ないです。

↑↑↑いやいやいや。秋沙さんの書評とか、切り口とかものすごく素晴らしいと思いますよぉ! 憩さん宅で拝見したコメントにfateは感動にうち震えておりました。
おおおお! すごいわ~。それ、分かり易い、その通り! と。
月と氷の結さんの書評も「おおおお!」と素晴らしかったですが、そういうコメントをいただけるのってものすごく嬉しいことですな(^^)

> 子供を持つ親としても、もちっと真面目に生きなくては・・・と思った次第ですm(_ _)m

↑↑↑いえ、そんなことはないと思われます(^^;
いつも、真夜中にコメントいただくってことは、家庭のことをすべてこなした上でお時間を作っていただいていることと思いますし、あんな風に美しく壮絶で、なのに温かい世界を描ける秋沙さんは良妻賢母であられるのであろう! とfateは固く信じているのダ!!!

#903[2011/12/13 08:53]  fate  URL 

こんにちは!少しばかりおひさし気分です。

通して読んでの所感になりますが、筆致は軽めでテンポも早いけれど、大切なもの・考えなきゃいけないことが詰まったお話だなーと思いました。
施設で暮らすことが幸せなことかというのは、正直私には分かりません。美咲をはじめ施設の子供が歩まされる生き方や劉瀞の行動も、簡単に肯定はできないと思います。でも、虐待されて命を落としたり、虐待されないにしても誰にも愛されずに一生を過ごすくらいなら……この施設はそういう人たちの救いになるのだろうと考える自分もいます。
なんか横道にそれちゃいますが、幸せは絶対的なものではないと思います。私を含め人間というものは皆ないものねだりをしていて、ずっと欲しかったものが手に入っても、それに満足せずにどんどん欲深くなってしまう。でも、本当に大切なもの、本当に自分を幸せだと思わせてくれるものはそんなにたくさんないんですよね。
美咲や施設の中の子供たちにとっての幸せはなんなのか、外の子供たちにはなんなのか、とか私にとっては……とか色々考えました。
#907[2011/12/13 16:41]  たつひこ  URL 

たつひこさまへ

たつひこさん、

> 通して読んでの所感になりますが、筆致は軽めでテンポも早いけれど、大切なもの・考えなきゃいけないことが詰まったお話だなーと思いました。

↑↑↑そ…そんな大それたものでは…(^^;
恐縮です!

> 施設で暮らすことが幸せなことかというのは、正直私には分かりません。美咲をはじめ施設の子供が歩まされる生き方や劉瀞の行動も、簡単に肯定はできないと思います。でも、虐待されて命を落としたり、虐待されないにしても誰にも愛されずに一生を過ごすくらいなら……この施設はそういう人たちの救いになるのだろうと考える自分もいます。

↑↑↑ものすごく真っ当なお答え、ありがとうございます。
まさにその通りです。これはfateの倒錯worldですから、似たような理念で似たような組織が現実にあったとしても、このままじゃヤバいでしょう! ってなモンです。
だけど、このフザケた世界を心の隅に、こんな組織自体が要らなくなる世の中を作ろうと誰かが思ってくれたら、それだけで美咲ちゃん達は救われるでしょう。
(美咲ちゃんじゃね~、fateがだろうがっ)

> なんか横道にそれちゃいますが、幸せは絶対的なものではないと思います。私を含め人間というものは皆ないものねだりをしていて、ずっと欲しかったものが手に入っても、それに満足せずにどんどん欲深くなってしまう。でも、本当に大切なもの、本当に自分を幸せだと思わせてくれるものはそんなにたくさんないんですよね。
> 美咲や施設の中の子供たちにとっての幸せはなんなのか、外の子供たちにはなんなのか、とか私にとっては……とか色々考えました。

↑↑↑うおおおぅっ!!!
こんな世界でいろいろ考えていただき、fateは超! 嬉しいですっ!!!
実際、そういう概念ってとても難しい。
確かに答えはない、というより人それぞれっぽくて、押し付けは出来ないです。
fateもこの世界の行く末をまだまだ模索中です。

実はこれ、他サイトで『スムリティ』という組織についてもっと掘り下げて欲しい的なコメントをいただき、よし! じゃあ、組織モノ(『花籠』とか)を絡めて続編描いちゃえ! と始まったのが、『花籠』3です。
なので、これは『花籠』3へと続きます。
現在、久々に執筆中でした~(^^)


#917[2011/12/14 07:31]  fate  URL 

読了です

読み終わりました!
やっぱりfateさんの作品は終わり方が良いですね!
余韻が残って、希望につながっていく感じがとても印象に残りました!
良い作品をありがとうございました!
#1004[2011/12/20 10:38]  ゆない。  URL 

Re: 読了です

ゆない。さん、

ありがとうございました。
こちらこそ、ですよ~。

これは、『花籠』3 で、続きがちょっくら出てきます。美咲ちゃんは名前しか出てこないけどな(^^;

3では、秘密…というより、あんまり深い設定を考えていなかった組織について、少し解説…という感じですかね。

ではでは、クリスマス、年末と気忙しいですが、どうかご自愛されて執筆してくだいね~(^^)
fateものちほどお邪魔いたします!



#1005[2011/12/20 13:31]  fate  URL 

未来が明るく見える読後感に感動です。

男は横に立つ女には饒舌になるのね。

実年齢は劉瀞のほうが上かもしれませんが、
精神年齢は美咲ちゃんのほうが上だと思います。

美咲ちゃんが男の子の絵を見て何かが起きていると発見するところは圧巻でした。

美咲ママの育てる子どもたちは幸せになると信じています。
#1184[2012/01/02 00:26]  けい  URL 

けいさん、

けいさん、

今年もよろしくお願いします~(^^)

> 男は横に立つ女には饒舌になるのね。

↑↑↑スゴイ! なるほど、いろいろ言葉を尽くして言いたかったことって、このヒトコトで済むじゃん、とかって、朝から茫然としたfateでした。
パートナー足る、と認たということですね。相談する価値があるとか。
支え共に闘ってくれる人を探していた、ということなんであろう。
それを女性に求める辺りが、劉聖はどこか甘えたいんだろうなぁ。

> 美咲ちゃんが男の子の絵を見て何かが起きていると発見するところは圧巻でした。

↑↑↑これは、実話に基づいています。
そして、子どもの絵で精神分析をするカウンセラーの言葉をちょくら借用しました。色遣いとか。
心に傷を負った子たちって、SOSを絵に表すことが多いそうだ。
子どもは親の悪口は絶対に言わない。だから、おかしいな、と思った子には絵を描かせると良いらしい。

> 美咲ママの育てる子どもたちは幸せになると信じています。

↑↑↑ありがとうございます(^^)でも、その内、自分の子が出来ちゃうと、いろいろ悩むだろうか?
へへへへ。
そんな姿を描く日は来ないだろうけど、ちょっと想像だけして「まぁ、いろいろ頑張れ~」と言っておく。
#1187[2012/01/02 08:21]  fate  URL 

ああ、これなんだな。
fateさんの描きたいのは。と、言葉にうまく言い表せませんけど、うっすらぼんやりと感じとれた気がします。
私の嫌う闇の裏側には必ず光があるんですね。
(すみません。抽象的にもなれず。汗)

保育園での研修シーンを見て、先日、fateさん自身が子供に甘いと言っていたのも、どこか納得。
優しいですね。fateさん。

劉瀞と美咲のやり取りが、どこか始めに読ませていただいた『永遠の刹那』の二人のように思えてきて、最後はとても微笑ましかったです。
最終的な劉瀞さんに対する評価は○です。ただのエロオヤジじゃなかった。笑。

P.S.fateさんって男だったんですね。あびさんのコメント欄で知るまでは女性だと思っていました。笑。
本当、ネット世界での男女の違いがわかりません。
#1371[2012/01/20 23:48]  ヒロハル  URL 

ヒロハルさまへ

ヒロハルさん、

そうなんです、子どもに甘いんです、fateは。そして、『親』には厳しい。
だから、子どもが親を殺したって、それはテメーの育て方が間違ってたんだよ、と思う。だけど、親が子どもを殺すなんて言語道断! じゃあ、生むなよ! 生ませるなよ! ってことです。
それでなくても、少子高齢化で子どもが少ないんだから、これ以上減らすのやめてくれる? ってことです。
(↑いや、論点オカシイから…)

んで、優しいとかじゃないんです~(^^;
我儘を貫くことを躊躇わないことに決めたというのか。
はい。

> 劉瀞と美咲のやり取りが、どこか始めに読ませていただいた『永遠の刹那』の二人のように思えてきて、最後はとても微笑ましかったです。
> 最終的な劉瀞さんに対する評価は○です。ただのエロオヤジじゃなかった。笑。

↑↑↑ははははは~(^^)
『永遠の刹那』あれは、ある種、理想的な世界でした、fateにとっては。
合法・非合法とか、「ブラックジャック」に感動したfateには意味のないことだし、男女が楽しいことで結びつくのってイイコトだと思う。
カナシサを共有してもそれは傷のなめ合いみたいな気がして。
続いていくのは‘楽しいこと’や、‘夢’‘ロマン’を共有する関係ではないかと思います。
劉瀞は、外で戦って、美咲ちゃんに安らぎを求めに帰ってくるんだけど、彼も‘家族’に関してはやはりちょっとした‘闇’を抱えているので、どうしても愛し方を知らない。
まぁ、そんな感じでしょうか。
(違ったりして…(-"-;)
#1373[2012/01/21 07:44]  fate  URL 

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#1445[2012/01/28 11:06]     

こんな終わり方だったのですねぇ

ほんとにこのストーリィは、しみじみ、でした。

fateさんの作品をいくつか読ませていただいて、すこしずつはfateさんの世界に触れて、ああ、そうなんだなぁ、とわかったつもりになる。

まだまだ全然わかってはいないのでしょうから、全部読ませていただくつもりです。
そうしたとしても、わからないかもしれませんけどね。

「わからない」というのは否定的な意味ではありません、念のために。
自分で書いてることさえもわかっていないのかもしれないのに、自分ではない方の考えがわかるなんて言うのは、傲慢かもしれないな、というような意味です。
ああ、ネットの文章ってむずかしいですね。

恋愛小説が到達するひとつのエンディングというふうに受け取っても、素敵でした。
#1555[2012/02/08 00:30]  あかね  URL 

Re: こんな終わり方だったのですねぇ

あかねさん、

これは、単発のこれっきりの物語の予定でした。なので、ここで閉じられた世界だったのが、『花籠』3に絡んできてしまうんです~
これは、以前、別サイトでリクエストいただいたことによる連作です。
『スムリティ』組織の詳細を観てみたいな~という感じのコメントに寄る。で、組織モノつながりで、『花籠』と一緒にして続きを語ってしまおう、と始まった企画が‘3’だったんです。

fateは一番のもくろみ…というか何のために世界を描いているか、というと実は「自らの‘闇(病み)’の昇華」です。いつかどこかでも語りましたが(^^;
そこに、現代社会への祈りや願いや希望を込めてみている…ってところですかね。
まぁ、そんなご立派なモンではなくて、ほぼ、趣味の世界。つまり、闇と狂気を描いているだけですが。

分かることじゃなくって、分かろうとして寄り添うことが大事だと、カウンセラーの先生がおっしゃっていた気がするんで、いろいろ読みとろうとしてくださることには感動・感謝です。
でも、闇に引き込まれないようにご注意を~~~(^^;

> 恋愛小説が到達するひとつのエンディングというふうに受け取っても、素敵でした。

↑↑↑fateもそう思います。
恋愛ドラマってこの程度っす。
生きるには、恋愛だけじゃないっすから!
#1563[2012/02/08 08:51]  fate  URL 

読了しました。

面白かったです。

ここまでいろいろ作品を読んで、闇の昇華とは、「保護=被保護」関係による被保護者の悩みに対して、保護者がその立場から肯定的な回答を示すこと、と言い表せるように思えますが、うーん、どうでしょうかこの定義?

自分でも重要なところをハズしている気がしないでもないですが(^_^A;
#2007[2012/04/11 17:59]  ポール・ブリッツ  URL  [Edit]

ポール・ブリッツさまへ

ポール・ブリッツさん、

毎回、「闇の昇華」について、いろいろご考察いただいているようで、なんだか恐縮です。
いえ、すべて合っていると思います。
というか、fateがそんな小難しいこと、考えていると思いますか?(^^;
というのが、正直です。
fateは感覚の生き物ですので、理論攻めには弱いです。
なので、他作家さまの世界を味わうのも、感覚的な視覚のみ。講釈たれることも出来ませんし、好き嫌いでしかモノゴトを捕えられません。
闇(病み)を昇華するとは。
つまりは、くすぶっているドロドロしたものを日にさらして(光を当てて)消してしまおう、ということなので、実はなんでもありです。
ただ、その光が強すぎると、日にさらされなかった部分の闇が益々濃く重くなってしまうよ~
っていう警告と共に。
やり過ぎは良くないってことっすかね。
なんでも、ほどほどに。(テメーに言われたかねぇって? はい、すみません(^^;)
#2009[2012/04/12 07:18]  fate  URL 

これも素敵なお話ですね

こんばんは、fateさん。

『スムリティ』拝読しました。
これはいいですね! 世界を知り、世界とどう向き合っていくか。それぞれに見える世界は違えど、それぞれが強くひたむきに向き合う様子は、とても素敵です。
生きるって、貧富の差だけじゃなく、しがらみや面倒なことがあって難しいものですよね。でも、言葉じゃ表せない大切な何かもそこには秘められていて。
この話に出てくる彼ら彼女らは、とても懸命に、必死に生きています。それは自分の何か大事なものを守るためであったり、大事なものを守ろうとしている人を守るためであったり、はたまた大事なものがなんなのかわからないけれどわからないなりにわかろうとするためであったり、さまざまです。そんな彼らがかっこよくていとおしいです。

するすると、瞬く間に読みきってしまいました。fateさんのお話はどれも魅力的で、外れがないのがすごいです。ここまで拝読した作品はどれもおもしろかったです。これは週末にかけてもういくつか読むしかないですね。

ちなみに、一番好きなキャラは美咲です。
ああ、本当だ! 同じ名前だ!
でもスムリティの美咲さんは、とても強く魅力的な女性なので、本当に大好きになっちゃいました。
fateさんの作品に登場する女性は、とてもかっこよくて、かわいくて、正直憧れちゃいますね。
#2014[2012/04/14 00:48]  かおるさとー  URL  [Edit]

Re: これも素敵なお話ですね

かおるさとーさん、

ひゃああああっ、…これ、読んでいただいたんですねっ!
何やらお邪魔した際に、余計なことを呟いてはきましたが…
はははは。
ありがちな名前ではありますが、やはり、同じ名前のキャラって目がいきますね~~~
なんとなく、比べちゃいますわ~、心の中で!

ああ、この世界に共感いただき、大変、嬉しいです!
はい、fate自身もけっこう好きな物語でした。
美咲ちゃんがこんな風に成長するとは、何気にびっくりでした。
ご指摘の通り、世界を知り、世界とどう向き合っていくのか!
いろいろな背景はあって、悲しい過去もあって、理不尽なことだけらけの世界を、どんな風にしなやかに生き切っていけるのか。どれだけ魂を燃やし尽くせるか。

ううう、かおるさとーさんのご感想は本当に嬉しかったです!!!

これは、なんだかんだで、ほんのちょっと壮大な背景っぽくなり、更に、『花籠』に絡んだstory展開になっていきます。
いつか機会がございましたら、‘『花籠』シリーズ・総まとめ編’も覗いてみていただけると嬉しいかな、という感じに深く絡んできます。

> ちなみに、一番好きなキャラは美咲です。
> ああ、本当だ! 同じ名前だ!
> でもスムリティの美咲さんは、とても強く魅力的な女性なので、本当に大好きになっちゃいました。
> fateさんの作品に登場する女性は、とてもかっこよくて、かわいくて、正直憧れちゃいますね。

↑↑↑うっひゃああああっ、嬉しいです~~~
いやいやいや、かおるさとーさんの‘女の子’に敵う女性群はいませんよぉ!
でも、お褒めいただき恐縮です!
ちょっとウロたえてしまうほどです(^^;

ありがとうございました~~
#2020[2012/04/14 19:43]  fate  URL 

「スムリティ」を読むのが途中までだったことにハタと気がつき、今日読了しました。
西幻も感じましたよ~、「慈愛」。
やはり最初のころは物語に暗い印象を感じていたのですが、次第にそれも薄まり、そこかしこに表れている「愛」が心地よかったです。
美咲は劉瀞のことを『親』だと言っていましたが、そんな美咲も歳のわりには目線が大人っぽくて、『母性』をちらりと感じたりもしました。
けっこう、劉瀞と美咲は息の合うカップルなんじゃないかな~。
#2434[2012/09/22 14:02]  西幻響子  URL  [Edit]

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#2435[2012/09/22 14:04]     

西幻響子さまへ

西幻響子さんっ

おおおおぅ、嬉しいです~~~
これは、fateもけっこう好きな世界だったので!
『花籠一気読み編』では、「スムリティ」もR指定抜いてちょっと加筆しました。
でも、まぁ、内容は変わってませんが。
『花籠』は、なんだかんだで、読者さまと共に作り上げた世界でした。web小説ならではの楽しみでした♡
『スムリティ2』も一気読み編には掲載いたしましたよ~ん。
ご意見をいただくと、こちらも「ふむ、なるほど~」と世界に奥行や幅が出来て面白いもんです。
ふふふふ。
ちなみに、人物にモデルって・・・う~ん、あまり考えてないですが、でも、人物はすべてfateの分身っすよ。
ヤバイやつも含めて。
っていうか、ヤバイやつほど、fateに近いです。
それこそが、闇(病み)の昇華ですんで(^^;

美咲ちゃんは、実は母性の塊かもな。
劉瀞は、物語が進むに連れて、むしろ少年っぽくなった気がする(^^;

> けっこう、劉瀞と美咲は息の合うカップルなんじゃないかな~。

↑↑↑fateもそう思います~♪

#2436[2012/09/22 18:55]  fate  URL 














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